竹山順子〜古典の夕べ〜  2010年6月26日(土)18:00〜
演奏曲目 作曲・編曲者 演奏者(敬称略)
1. 六段 八橋検校 (尺八)塚本芽山(三絃)竹山順子(箏)木下美幸
2. 【歌詞解説】
磯千鳥
愛知教育大学教授 田口尚幸
3. 磯千鳥 作詞:橘岐山
作曲:菊岡検校
箏手付:八重崎検校
(尺八)塚本芽山(三絃)竹山順子(箏)木下美幸
【六段】
現代箏曲の創始者、八橋検校作曲の代表曲。現代主流である生田流開祖生田検校は八橋検校の孫弟子に当たります。六段の調べのような段物の他にも、組歌『蕗』『桐壺』『心尽くし』なども作曲されました。
【磯千鳥歌詞解説】
田口先生は本来国文学『伊勢物語』『山部赤人』を専門に教鞭を振られていますが、江戸時代に作られた箏曲地歌の解説されています。歌詞の内容は、江戸時代でも古典文学となる『古今和歌集』『万葉集』『平家物語』を用いられているので丁度田口先生の分野にも入ってくるので詳しく解説されています。
この磯千鳥の歌詞を色々と訳していくと、作詞者橘岐山の教養の高さが伺えます。
【磯千鳥】
田口先生の解説を踏まえて竹山先生の磯千鳥の演奏を聴くと地歌の歌詞の奥深さを感じる事が出来ます。

次回『邦楽さろん 竹山順子〜古典の夕べ〜』
12月4日(土)で『夜々の星』の解説及び演奏がございます。ご期待下さい。