重森三果  2010年02月27日(土)18:00〜
演奏曲目 演奏者(敬称略)
1. 酒呑童子のテーマ (三味線)重森三果(笛)阿部慶子
2. 梅にも春 (三味線)重森三果
3. 新内「湯島の白梅」 (三味線)重森三果(笛)阿部慶子
4. 能管「下り端」 (笛)阿部慶子
5. 荒城の月 (三味線)重森三果(笛)阿部慶子
6. 梅は咲いたか (三味線)重森三果
7. 梅一輪 (三味線)重森三果
8. 春雨 (三味線)重森三果
9. 青柳 (三味線)重森三果(笛)阿部慶子
10. 二上がり新内 (三味線)重森三果
11. 奴さん (三味線)重森三果(笛)阿部慶子
12. 御所のお庭 (三味線)重森三果(笛)阿部慶子
13. かっぽれ (三味線)重森三果
梅時期ならではの『梅』に因んだ演目でした。
【梅にも春】
芸子さんがお座敷で踊ったり、手解きの曲に使ったり可愛らしい曲です。
【(新内)湯島の白梅】
泉鏡花さんの「婦系図(おんなけいず)」を新派舞台化し、その「湯島境内」の名場面をしっとり歌っています。
【下り端(さがりは)】
能管での演奏。渡り拍子とも言われていて、能『西王母』『猩々』などの妖精や天人が登場する時に演奏される曲で、
春らしい明るい曲です。
【梅は咲いたか】
撥でなく、つま弾きで演奏。どなたでも一度は聴いたことのある曲です。
【梅一輪】
曲中に鶯の鳴き声が上手く三味線で表現されています。
【春雨】
坂本龍馬にも縁深い長崎の料亭『花月』来ていた武士が歌詞を書き、芸者さんが作曲した名曲です。
今でも料亭では大事にされているそうです。

【御所のお庭】
浅田次郎原作の『壬生義士伝』を映画化した時に作曲した曲だそうです。京都の幕末頃に流行った曲を使っています。
京都御所の右近の橘、左近の桜や官女、幕末頃の雪かきを京都弁で歌っています。