竹山順子〜古典の夕べ〜  2009年12月5日(土)17:00〜
演奏曲目 作曲・編曲者 演奏者(敬称略)
1. 難波獅子 継橋検校 (三絃)竹山順子(箏)桜井聖子
【歌詞解説】田口尚幸
2. 茶の湯音頭 菊岡検校作曲
八重崎検校手付
(三絃)竹山順子(箏)桜井聖子
【歌詞解説】田口尚幸
田口先生の国文学が専門で邦楽とは全然関係なく、スキー場でたまたまリフトを同乗した人が邦楽ジャーナル誌の編者で、それが縁で箏曲地歌の歌詞解説と訳を連載するようになったのだそうです。ただ、連載を始めてあまりに難しいことに気づかれました。今まで誰もがあまり手を付けないのが解ったそうです。
【難波獅子】
今回A3で三枚のレジュメに細かく解説を書いて配って頂きました。
『箏曲地歌五十選』の本文を中心に、『古今集』『万葉集』『日本書紀』などの参考文献を添え解りやすくまとめられ解説頂きました。
【茶の湯音頭】
先程の難波獅子よりも歌詞が難解です。田口先生に言わすと『芦刈』『吾妻獅子』『越後獅子』『茶の湯音頭』の四曲が歌詞が難しいのだそうです。『茶の湯音頭』は「男が女に対して歌った曲」なのか、「女が男に対して歌った曲」なのかが難解で、先生がジャーナルで連載時は「男から女」で解説されましたが、逆の意見も多々有ったそうです。正解はどちらでも取れるのだそうで、その解説と「恋愛と茶の湯(遊郭)」の解説を資料を基にお話し頂きました。
【次回予告】
平成22年6月26日(土)18:00〜
邦楽さろん『竹山順子〜古典の夕べ〜』
磯千鳥(演奏+田口尚幸先生の解説)・六段の調


が御座います。よろしくお願いします。