飛山桂・飛山百合子 四季コンサート〜箏とフルートで聴く〜
2008年11月01日(土)14:00〜 |
演奏曲目 |
作曲者 |
演奏者(敬称略) |
1. |
『赤とんぼ』 |
飛山桂編曲 |
(二十五絃箏)飛山百合子(フルート)飛山桂 |
2. |
長崎組曲より
『鳴滝』 |
飛山桂 |
(二十五絃)飛山百合子(アルトフルート)飛山桂 |
3. |
吉備風土記より
『長月』 |
飛山桂 |
(二十五絃箏)飛山百合子(フルート)飛山桂 |
4. |
『子守唄変奏曲』 |
平井康三郎 |
(箏)飛山百合子 |
5. |
『影法師』 |
幾山検校 |
(柳川三味線)飛山百合子 |
6. |
(初演)
『いちょう散るなり』 |
飛山桂 |
(二十五絃)飛山百合子(フルート)飛山桂 |
7. |
長崎組曲より
『香焼』 |
飛山桂 |
(二十五絃)飛山百合子 |
|
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【赤とんぼ】
本日のライブは『秋』を主題とした選曲です。
『赤とんぼ』は短い曲ですが日本を代表秋の曲です。25絃箏パートを桂先生の手付けによって編曲されています。
【鳴滝】
10年前に作曲した『長崎組曲』の中からの秋らしい1曲です。シーボルト記念館のある長崎の地名を題名にしました。
かつて国外追放になったシーボルトを岸壁で偲ぶ日本人の嫁と娘を姿を題材に作曲されたそうです。
【長月】
吉備風土記の中の9月の曲です。岡山県総社市に流れる高梁川に平安時代からある関があり、そこに沈む秋の夕日の絵が有ります。その絵を題材にして作曲されたそうです。
【いちょう散るなり】
「金色の 小さき鳥のかたちして いちょう散るなり 夕日の丘に」
与謝野晶子の短歌からイメージして作った初演曲です。曲の各所にこの詩の歌詞がメロディーとなって散りばめられた綺麗な曲です。 |
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【子守唄変奏曲】
子守唄を主題とした曲で大変聞きやすく作られていますが、作曲者が洋楽出身のため色々な手法を用い変奏曲として作曲され、曲の難易度としては大変高いく仕上がっています。 |
【影法師】
柳川三味線は、柳川検校によって作られた三絃です。現在の箏を作った八橋検校と同時代に、この楽器も作られました。大きさは極端に違いますが、浄瑠璃の三味線と形自体はよく似ています。
『影法師』は端唄に属する曲ですが、京都の幾山検校によって作られました。俳句から作られた唯一の曲だそうです。 |