永廣孝山  2007年6月12日()19:00〜
演奏曲目 作曲者 演奏者(敬称略)
1. あたらよの 池上眞吾

(尺八)永廣孝山(箏)池上眞吾(十七絃)太田道嶺

2. 三曲SORANBUSHI 池上眞吾 (尺八)永廣孝山(三絃)池上眞吾(箏)田中佐和(十七絃)太田道嶺
3. 夏色のアダージョ 池上眞吾 (尺八)永廣孝山(箏)池上眞吾
4. 燃え尽きるまでの形 池上眞吾 (尺八)永廣孝山(胡弓・三絃・箏)池上眞吾(箏)菊箏秋房(十七絃)田中佐和
5. 世界の民謡メドレー2 池上眞吾 (尺八)永廣孝山(箏)池上眞吾・菊箏秋房(十七絃)太田道嶺(三絃)田中佐和
【あたらよの】
今回の永廣先生のライブは東京から池上先生を迎えての公演でした。
「あたらよ」とは綺麗な月を眺めて、その月が消え行姿を惜しむことです。漢字では「可惜夜」や「良夜」と書くそうです。
川俣夜山さんの委嘱曲で、秋の夜空に映る月の見え隠れする様子を眺め、夜が明けていく模様を曲にしてあります。
三曲SORANBUSHI】
この曲は箏三絃尺八の三重奏だったようです。
編成でメロディーはそれぞれに出てきますが、特にお箏では装飾パートを際立たせ、この曲を裏側から盛り上げます。相当難易度も高いです。
後から尺八の先生のご要望で四重奏になりました。
【夏色のアダージョ】
1小節で尺八を持ち替えなければならない尺八奏者にはハードな曲です。
夏なので海を表現しているのかと思われがちですが、実は札幌のポプラ並木をイメージして作曲されています。
燃え尽きるまでの形】
夏っぽいタイトルですが、この曲は冬の焚き火を謡っています。焚き火の中で燃える色々な物質をじっと眺め、炎の色や勢い状態を表現し最後には灰になって飛んで行ってしまうといったメリハリを効かした曲です。