三代 星田一山 〜一人ライブ7〈おしゃべりと演奏〉〜  2007年3月23日(金)19:00〜
演奏曲目 作曲者
1. 慷月調 流祖 中尾都山
2. 六段の調 八橋検校
3. 木枯 流祖 中尾都山
4. 茴香 三代星田一山
毎度お話のテーマは異なりますが、一貫しているのが、オープニングに1曲本曲を吹いていただきます。今回は「慷月調」です。これは今年の都山流の本曲コンクールの課題曲で、先生は毎年の課題曲を初心を忘れないように勉強されているそうです。そのコンクールで本戦の一歩手前までは行けるぐらいまでの精度を上げて演奏されました。 今回は「八橋検校」のお話でした。
正月になると「春の海」と共に良く聞かれる「六段の調べ」の作者です。
お土産実弾飛び道具がありました。
皆さんご存じ、京都の銘菓「八つ橋」です。
滅多に星田先生は人前でお琴を演奏することはないのですが、今回は特別に「六段の調べ」を演奏して頂きました。
面白いお話で、八橋検校の作った「六段の調べ」が400年たつ間に、同じ生田流の中で先生が異なるとチョットした爪の当て方や、押し手の仕方が違ってくるそうです。
また「六段の調べ」は八橋検校の作曲といわれていますが、厳密に研究するとチョット違うかもしれないのかもしれないようです。しかし、この曲に関わったには間違いはないようです。
井筒八ッ橋本舗さん
http://www.yatsuhashi.co.jp/index.html
聖護院八ッ橋総本店さん
http://www.shogoin.co.jp/
の中にも「八橋検校」の解説があり、先生がわざわざ印刷してきて頂き、それを元にお話頂けました。
今回の演奏会でお客様の頭の中は「八橋検校」=「六段の調べ」=「お菓子の八ッ橋」と関連付いて忘れられなくなったと思います。