小野小町の有名な代表作「花の色はうつりにけりないたづらに 我が身世にふるながめせしまに」 以外の歌、
「四歌仙 小用に立った そのひまに 小町業平 かげでいちゃいちゃ」六歌仙(在原業平・僧正遍昭・喜撰法師・大伴黒主・文屋康秀・小野小町)の二人「小野小町」と「在原業平」のなかつむましい様を歌ったものや、
「理や、日の本ならば照りもせめ、さりとては又天が下とは」の雨乞小町の歌や
「南無薬師諸病悉除の願立て身より仏の名こそ惜しけれ」の病気治療の歌にまつわるおもしろいお話が紹介されました。
そのほかにも白寿(99歳の祝い。「白」は「百」から「一」を引いた)、米寿(88歳の祝い。「米」は「八」「十」「八」に分解できる)などの有名なお祝いから、「茶寿」「皇寿」などのマイナーなお祝いの解説まで興味深いお話が満載でした。 |
七小町は「通小町」「卒塔婆小町」「関寺小町」「鸚鵡小町」「草紙洗小町」「雨乞小町」「清水小町」の七曲から出来ています。そのなかの「草子洗小町」一句「まかなくになにを種とてうきぐさの波のうねうねおいしげるらん」の解説から、「セピア色」のお話になりました。ラテン語で「イカ」のことを「セピア」と言うらしいです。その「イカ」の墨「イカスミ」が数年たつと上の写真のような色になるので「セピア色」と言うそうです。
小野小町から、セピア色の話に広がるのは恐るべし福井先生ワールドですね(^^) |