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5年ほど前に素人名人会の舞踊審査員でお馴染みの山村楽正師の依頼で、『雪のように』というフォークっぽい曲を使って地歌舞に使うことの出来る箏曲を作曲してもらいたいという以来のもと、原曲の歌詞、古典曲『ゆき』の一部を
使い、箏二重奏曲『雪のように』が菊重先生の手によって作曲されました。
今回は今年5月に初演した胡弓Ver.の演奏でした。
大阪音大の後輩でお馴染みの田中佐和さんです。 |
小弓は、昔からある楽器でかつては三曲合奏の一翼を担っていましたが、奏法が難しいくまた、ボリュームも小さいためその座は尺八に奪われていきました。それでも、宮城道雄先生が作られた大弓によっていろいろな曲も作曲されました。現代では、女子十二楽坊でも使用されている中国胡弓の二胡なども有名です。
あと、宣伝になるのですが、来年当店で菊重先生による胡弓の講座なども企画中です。古典だけにこだわらず、楽しく懐かしい童謡や童唄を中心に小胡弓の勉強会を予定しています。ご興味ある方はお問い合わせください。 |
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『猿蟹昔物語』は、菊重先生が猿蟹合戦をモチーフに地歌風に作詞した曲です。文化庁の作曲コンクールも入賞しました。 |
『猿の恩返し』は、さっきの『猿蟹昔物語』の猿が悪者で終わるのでは可愛そうなので、先生のオリジナルで作曲してしまいました。将来的には次回の先生のCDに童話を入れてしまおうという構想を練られているそうです^^
内容は、前作で謝った猿は親蟹の古傷を癒すために日本を離れ常夏の島ハワイへ舞台を移します。そこで猿はおにぎり屋で生計を立てます。そうこうしているうちに、子蟹と猿との芽生えだす恋物語を歌っています。最後には素晴らしい(?)オチも用意されてあります^^ |
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『雪景三章』は5年前の寒い時期に作曲された曲です。1章雪明り2章雪吹雪3章粉雪の舞の三章で雪景色をあらわしています。 |
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