[98thReport]                                             2003年5月6日(Tue)18:30〜
演奏曲目 作曲者 演奏者
1. 蘭の月 菅原久仁義 十七絃@(吉崎先生)・尺八@(阪口夕山さん)
2. 落葉 宮城道雄 箏@(吉崎先生)・尺八@(阪口夕山さん)
3. さくら変奏曲 宮城道雄 箏A(吉崎先生・田中佐和さん)・十七絃@(林沙奈さん)
4. 都十二月   三絃@(吉崎先生)
5. 明鏡 杵屋正邦 三絃A(吉崎先生・林沙奈さん)・尺八@(阪口夕山さん)
 一曲目は、吉崎先生の古い友人で、北海道帯広出身の菅原久仁義先生の曲です。その昔、吉崎先生と栗林先生、菅原先生の3人で日本各地で演奏されたとき、吉崎先生と栗林先生は自分の曲を持っていたのですが、菅原先生だけ持っていませんでした。大阪公演のときに菅原先生が作られた処女作です。タイトルは、銘菓「萩の月」から頂いたそうな(^^ゞ
 次の曲もあまりされないそうです。「潮音・落葉」の楽譜自体はよくお持ちですのにね^^;宮城先生の曲は時期によって同じ調絃で作曲されているものが多く見受けられます。たとえば「秋の調」も「落葉」とおなじです。
 この「さくら変奏曲」の十七絃あまり十七絃らしからぬ調絃になっています。なぜでしょう?それは、17の音から弾いてみてください。お琴の平調子でとられています。だからなのですね(^^)ちなみに雲井調子系で作ると「瀬音」になります。
 最後の「明鏡」を作られた杵屋正邦先生のおうちは吉崎先生のおうちの近くにあります。その杵屋先生は数年前になくなられています。実は、吉崎先生のおうちの近くの人々は、なぜか亡くなられたり、いなくなったりすることが多いらしいです。恐ろしい・・・(>_<)
 あ、あと今回の演奏曲を見てお気付きでしょうか?先生の曲が一曲も入っていません。それは、7月8日の100回記念コンサートまで封印しています。よって、来月の99回ライブも先生の曲以外の名曲を演奏されるそうです。お楽しみに。