[95thReport]                                             2003年2月4日(Tue)18:30〜
演奏曲目 作曲者 演奏者
1. 絃歌 吉崎克彦 十七絃A(吉崎先生・柳友紀子さん)
2. 吉崎克彦 箏A(吉崎先生・柳友紀子さん)
3. 水の断章 吉崎克彦 箏A(吉崎先生・柳友紀子さん)
4. 春の夜 宮城道雄 箏A(吉崎先生・柳友紀子さん)
5. Prizm(プリズム) 吉崎克彦 箏@(吉崎先生)
 今日は立春ということもあり、春らしい選曲でした。
 先日NHKのFMラジオで先生の曲が流れたそうです。放送はCD音源を放送するのではなく、
NHK本社の509スタジオというだだっ広いスタジオで寂しく録音されたそうです(^^ゞ
「絃歌」・「花鳥風月」・「時刻の砂」の3曲が放送されました。で、そのN○K、昔はギャラなど出ないで
「日本国○放送」と入った旅行用の時計しかくれなかったのに、最近は現金でギャラが頂けるそうです。
3曲弾いていい小遣いになったそうですが、その日のうちに、渋谷の町へと投資されていってしまった
そうな・・・(>_<)先生曰く、駅に行くまでに色々なお店がありすぎて・・・で、今日の1曲目はその「絃歌」です。
 先月飛行機で、富山に行くときに、東京はいいお天気で離陸し、富士山を眼下に眺めて、向かっていると、
機長から「只今から、東京国際空港に戻ります・・・」って(+o+)その後は飛ぶ便ございませんと、お金は払い
戻しになりました。ボーイング777の飛行機を借り切って綺麗な富士山や雲海を眺めたと考えたらとっても
贅沢な遊びでしたね。11時から仕事だったのに新幹線使って向かった結果、4時半になってしまったそうです。
実は先生こんなパターンが4回目なんだそうです。さすが雨男!で、2曲目は富山の幼いお弟子さんに
作ってあげた、富山の春をイメージした「彩」です。「曲のグレード」を重視して作った曲です。
この曲は演奏会用というより、おさらい会用といった曲で、初めて半年ぐらいの初心者の人が1箏を弾き、
2箏は先生が弾いて、その初心者の人が弾いてて楽しい、といったような曲を目指して作られたそうです。
 3曲目は、綺麗な川をモチーフにした「水の断章」です。話はなぜか汚い川の話で、富山には神通川といった
「イタイイタイ病」で有名な川があります。60年代に公害病で騒がれていたのに、先生は80年代にはこの川の
魚を食べていたそうです。自然の浄化作用は凄いねって(^^)  って、本当に大丈夫なのか・・・(ぉ
 さて、今回の選曲の段階で、春らしい曲を考えていたら、最初にベタな八橋検校の「四季の曲」など
思い浮かぶけれども、先生このような曲は弾いてて眠くなり、どこを弾いていたのか判らなくなってしまう
そうです(^^ゞそれで色々考えた結果、「春の夜」「初鶯」の2曲に絞られました。で、最終的には「短い」、
「転調がない」という理由から、「春の夜」になったそうです。古曲や長い曲をする時には、先生自身やお客さん
の様子を見て、眠そうだと後唄をカットするそうです(^^)
 最後は、新曲「Prizm」です。先生去年の暮れから曲を書きたい時期に入っていて沢山作曲しているそうです。
その時期以外は、新地で飲みたいなって時期だそうです。って、大半その時期ですな(^.^) 
以前ソロの曲で「風にきけ」があるのですが、作った当時は子供には無理だろうと思って作っていた
のに、最近は子供のコンクールでも沢山演奏されているみたいで、今回は子供らしくない曲を書こうと思い、
この「Prizm」を作曲されたそうです。曲自身は完成したのですが、今副題を考えているそうです。