[89thReport] 2002年9月3日(Tue)18:30〜 |
演奏曲目 |
作曲者 |
演奏者 |
1. |
昔ばなし |
吉崎克彦 |
箏(吉崎先生・林 沙奈さん) |
2. |
暮色 |
吉崎克彦 |
箏(吉崎先生・林 沙奈さん) |
3. |
祭花 |
吉崎克彦 |
箏(吉崎先生)・十七絃(柳 友紀子さん)・尺八(阪口夕山さん) |
4. |
絃歌 |
吉崎克彦 |
十七絃(吉崎先生・柳 友紀子さん) |
5. |
狂詩的ミューズ |
吉崎克彦 |
箏(柳 友紀子さん)・十七絃(吉崎先生)・尺八(阪口夕山さん) |
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とうとう90回記念です。今回も恒例の先生の初版本のプレゼントがあります。この本、毎回数が少ないのでって、説明しています(汗)。いや、本当に少ないので希少なんですよ(^^ゞ 額も豪華でサインと、イラストも入っています。
よく見ると「昔ばなし」の初版本、「むかし話」と書いてありますが写植ミス。他にも出版されているものと編曲も少し違っているので、
とてもレアなアイテムです。その当時の先生の作曲する時のコンセプトは、お弟子さんように、箏二面で、高音と低音にしようとして
いたのですが、チューニングが大変なので、教えるようになってからは、ほとんど同じ調絃にしているそうです。
他にも、松田聖子の曲10曲を全曲編集した時に調絃がものすごく大変になってしまったそうです(>_<)
その当時は、曲を通しで弾ける様に同じ調絃で作曲されていたそうです。
1曲目の最中に助演の林さんが、2の爪が飛んでしまうというハプニングがありました。先生曰く、「その状態で止まらず弾ききった
時にこそ、最大の賞賛を浴びものだ。爪が飛ぶ、糸が切れると逆にラッキーと思わないといけないよ」って(^^ゞさ、流石。
先月の祭花の話の続き。初めてギャラ(寿司)をもらって作曲したこの曲「糸遊一番」、次の年のに十七絃を組入れたいから、また
編成してくださいって、注文があったそうです。また、ギャラは寿司(^.^)で、またその次の年、尺八を2本入れたいと注文がありました。
この曲、1箏は初心者向け、2箏は先生、それに十七絃と尺八。尺八は、相当難しく作られています。これは、下手糞な尺八吹きが
バカバカでしゃばってこないように難しくしたそうです。1箏の初心者は2ヶ月ぐらいで演奏できるように作ったあるそうです。
始めての演奏会で、周りが上手な人に守られて、凄く上手に聞こえるそうです。で、その初心者のお弟子さんがまた来月からも
気分良くお月謝を払って来てくれるように作っているそうです(^.^)やはりこの曲ベストセラーで、5万部から売れているそうです。
絃歌は最初十七絃3重奏で「ストゥリングス」を作られたそうです。それを初演では18面の十七絃で弾いたそうです。余り楽しめなか
ったそうなので、初演の方には悪いのですが、十七絃2面に代えたそうです。これが「絃歌」。これを、十七絃と尺八の曲に2時間で
「光と影」。CDを作る時に、時間が空いてしまったのでその時作って、即録音してしまうそうです(^.^)今回のCDもグラディエーション
も、そういう曲だそうです。ほかにも、「変化」は「彩」を2,30分でいじったそうです。
最後はいつも先生の十七絃のソロですが、今回は助演のかたもいらっしゃるので、「狂詩的ミューズ」でした。 |