とうとう80回目を超えましたこのライブコンサートですが、
今日は珍しくいつも最後に弾かれる『風に聞け』でスタートしました。
「そろそろ新しい曲を作らないといけないが、まだこの曲に頼らないといけない」そうです。
というのも今月発売されるCD『天空の扉』の収録曲もそうですが、
最近は委嘱作品ばかり作曲しておられるそうで、編成の大きい重たい曲ばかりなんだそうです。
したがってこのCDは大音量(近所に迷惑のかからない程度)で聴くようにとのことです。
次は十七絃ソロ『風の記憶』です。この曲は東京でのリサイタルで演奏される予定ですが、
体力の消耗が激しい曲なので、既に発表されているプログラムから消して(!)
アンコールにまわしてしまったそうです。それくらい弾きこなすのが大変な曲なんですが、
レコーディングは部分ごとに編集できるのでCDでは完璧な演奏となっているそうです。
次は三絃の『蛙』、久しぶりですね。最近ライブでよく弾かれるので即興が入ったり
ドラがはいったりして原曲から結構変わってしまっているそうです。
「作曲者の故富崎春昇先生が聴かれたらさぞかしびっくりされるでしょうね」とのことですが、
この時代のお客さんをこれだけ楽しませていらっしゃるんですから
きっとお褒めいただけることと思いますよ、先生。(^^)
最後は恒例の『スペイン風即興曲2章』、このライブコンサートの今年最後の演奏です。
先日京都でスペイン協会の本物のスペイン人(?)に聴かせたところ大変喜ばれて
「アンコール」の嵐となったそうです。今日はノルウェーから日本に来られて
お琴をお稽古されている方が来られていましたがやはり感動されていました。
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