[195thReport]                  2011年6月7日(Tue)18:30〜
演奏曲目 作曲者 演奏者(敬称略)
1. 秘倭 吉崎克彦 (箏)(十七絃)
2. 飛沫 吉崎克彦 (十七絃)吉崎克彦
(尺八)阪口夕山
3. 唐砧 宮城道雄 (箏)吉崎克彦・伊藤麻衣子
(三絃)柳友紀子
4. 狂詩的ミューズ 吉崎克彦 (十七絃)吉崎克彦
(箏)平野久恵(尺八)阪口夕山
5. スペイン風即興曲二章 吉崎克彦 (十七絃)吉崎克彦
【飛沫(しぶき)】
5拍子、7拍子を多用した難解な曲です。
先生個人的にはお気に入りの曲だそうです。
現代邦楽作曲家連盟の会長山本邦山先生から
同連盟作品発表会に出す曲をと言うことで
作曲されたそうです。
【唐砧】
この曲の箏は芸大生でも演奏出来るのですが、三絃は難度が相当高く芸大院生でなければ演奏出来ないぐらいだそうです。本来は四重奏曲で、今日の編成以外に義太夫三味線が入るそうです。宮城道雄先生が和声的な感覚を箏に寄せた初めての曲です。近代音楽に使われないような和音が使われています。
【狂詩的ミューズ】
元々『緑のなかで』でというタイトルでしたが、曲の雰囲気と合わないので
『狂詩的』と言う名前を入れたくて花○のミューズ石けんから『ミューズ』を
頂いて、『狂詩的ミューズ』という名前になったそうです。