[103thReport] 2003年10月7日(Tue)18:30〜 |
演奏曲目 |
作曲者 |
演奏者 |
1. |
六つの印象 |
吉崎克彦 |
十七絃(吉崎先生) |
2. |
落ち葉の踊り |
宮城道夫 |
箏(吉崎先生)・十七絃(林沙奈さん) |
3. |
黒髪 |
湖出市十郎 |
三絃(吉崎先生)・箏(林沙奈さん) |
4. |
Prizm(プリズム) |
吉崎克彦 |
箏(吉崎先生) |
5. |
風の記憶 |
吉崎克彦 |
十七絃(吉崎先生) |
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今回のライヴは来月の先生のリサイタルの曲をしようと思ったけども、ビオラやピアノがそろわないので出来ませんでした。で、そのリサイタルで「時間∞旅行(タイムトラベル)」という新曲を披露します。この曲は、故中山晋平さんの「♪黄金虫は金持ちだ〜」や「♪雨雨降れ降れ〜」を編曲したもので、去年で著作権が切れるので長野からの委嘱で作曲されました。ちなみにこの曲はつい最近発売されました。
一曲目は、数年前に「六段の調」を編曲した「六つの印象」です。この曲に「六段」の三絃や尺八をあわせてもぴったり合うように作られています。先生的には厄介な曲だそうです^_^;
宮城道夫先生の曲で、十七絃の入った処女作は文献上、この「落ち葉の踊り」ですが、じつは「屋形船」と言う曲があったそうなのですが、楽譜も残っていません。本人さんも好きではなかったそうです。横浜での初演のときに「箏三絃三重奏曲」といった???なタイトルがついていたそうです。もちろん「箏三絃十七絃三重奏曲」が正解と思うのですが。では、なぜこのようになったかというと、もともと「箏三絃二重奏曲」「伴奏十七絃」と書いてあったそうです。この時点では、宮城先生がもともと二重奏曲と考えていたみたいなのですが、この伴奏がよかったので三重奏曲として大成させたみたいです。で、今回吉崎先生は、「どうせ二重奏曲なら箏十七絃の二重奏曲で演奏にならないかな」って、5分で編曲したそうです。一部スタッカートを省くことで原曲から離れてこの編成でも面白く聴けました(^.^)
最近先生は、「黒髪」をもっとドラマティックに演奏できないかなと模索した結果、1つの答えとして編曲面から十七絃の和音的を用いた「黒髪」を作曲されました。今回は、また別に原曲をベースとした箏と三絃の演奏方法で表現した「黒髪」の演奏でした。 |
[103th Photo Gallery] |
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「六つの印象」 |
「落ち葉の踊り」の助演林沙奈さん |
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三絃の演奏前には必ず手を洗いましょう。 |
このお箏先生が骨董品屋で一万円で
買ってきたのですが結構鳴ります。
その代わりよく反っています^_^; |
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とある事情で「風の記憶」なりました |
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