[第40回 浪花の芸術を菊会ファイナル]     2011年5月30日(火)18:30~
演奏曲目 作曲者 演奏者(敬称略)
1. 浪花十二月 作者不詳 (三絃)菊聖公一・菊重精峰
2. 楫枕 菊岡検校 (三絃)菊重精峰(箏)菊抄峰亜希
(尺八)川崎敦久
3. 石橋 芳沢重七
若村藤四郎
(三絃)菊聖公一(箏)岩田涼可
(尺八)川崎敦久
4. 越後獅子 峰崎勾当 (三絃)菊聖公一・菊重精峰
(箏)菊抄峰亜希・中萩あす香
(尺八)川崎敦久
【浪花十二月】
大坂の年中行事を歌い込んだ作物です。
この曲は女性の綺麗な声より、
男性の低い声の方がよくあいます。
本調子の部分は菊重先生が、
二上がりの部分を菊聖先生が歌われました。
かつて菊聖先生のリサイタルや、菊重先生の
第2回目のリサイタルでお二人で演奏されました。
【楫枕】
五年前この曲を箏で演奏したとき
前日の晩より昔ラグビーをしていたときの
古傷が痛み演奏が大変苦労をされました。
菊重先生にとって苦い思い出だったそうです。

後日病院に行ったら古傷ではなく、
単に五十肩だったそうで・・・
【石橋】
後半に曲は獅子物が続きます。
低音箏ですが、華やかで
菊聖先生もお好きな曲だそうです。
【越後獅子】
最後の曲は菊会最大級の人数5人での演奏でした。
(本手)菊聖公一(替手)菊重精峰(低音箏)菊抄峰亜希
(雲井箏)中萩あす香(尺八)川崎敦久
の編成で、大変賑やかに終わりを迎えることが出来ました。
『浪花の芸術を菊会』は40回を一区切りに最終回となりました。
主演の菊聖公一先生、菊重精峰先生はじめ、助演頂いた先生方
本当にありがとう御座いました。