[第39回 浪花の芸術を菊会]     2010年11月30日(火)18:30~
演奏曲目 作曲者 演奏者(敬称略)
1. 尾上の松 作者不詳
宮城道雄箏手付
(三絃)菊重精峰(箏)菊抄峰亜希
2. お山の恋話 菊重精峰 (三絃)菊重精峰・菊希峰まゆ美
(箏)菊抄峰亜希(尺八)川崎敦久
3. 新浮船 松浦検校 (三絃)菊重精峰(箏)岩田涼可
(尺八)川崎敦久
4. 老松 菊岡検校 (三絃)菊重精峰(箏)中萩あす香
(尺八)川崎敦久
【尾上の松】
元々九州系地歌です。宮城道雄先生が箏の手付けをした事で大変有名になりました。
【お山の恋話】
大分の民話を元に菊重先生が二年前に作曲し、今年六月に初披露した曲。
大分の山、男性(山?)『由布山』と『祖母山』が女性(山?)『鶴見山』を取り合うお話です。
結果『祖母山』が負け去って行き、その時に涙を流して出来た湖が『志高湖』なのだそうです。
このお話を地歌作物風に作曲されています。
菊筋には地歌百数十曲残っている中で十曲しか残っていません。
色々な動物などが出てくる滑稽な物となっています。
【新浮船】
源氏物語を題材とした曲。光源氏が亡くなった後、宇治十帖から薫君と匂宮の板挟みに遭い浮船が宇治川に身を投げるが、僧侶に助けられ出家する悲話です。手事部分は宇治川の川の流れを描写されています。つい繰り返し演奏してしまいそうになる危険なポイントでもあるそうです。
【老松】
余り演奏される機会の少ない曲です。菊聖先生も今年の4月に初めて演奏されたそうです。
後歌で三絃が一絃と三絃同時に調子替えがあるので嫌がれる原因なのかもしれません。
今年は他にも『つつじ』(佐山検校作曲)という珍しい曲も演奏されたそうです。
この『老松』は秦の始皇帝が松の木の元で雨宿りをしたときに、松がどんどん大きくなり
始皇帝に雨が掛からなかったのを称えて始皇帝が『太夫』の名前を送ったというお話です。