[第三十一回 浪花の芸術を菊会]     2007年11月29日(木)18:30〜
演奏曲目 作曲者 演奏者(敬称略)
1. 残月 峰崎勾当 (三絃)菊重精峰(尺八)阪口夕山
2. 袖香炉 峰崎勾当 (三絃)菊重精峰(尺八)阪口夕山
3. 冬の曲 吉澤検校 (三絃)菊聖公一(箏)岩田涼可
4. 夜々の星 光崎勾当 (三絃)菊聖公一(箏)中萩あす香
【残月】【袖香炉】
二曲とも峰崎勾当の不祝儀です。尺八は二尺管で他ではあまり聞けない低い音での演奏です。
残月は菊重先生や阪口先生のリサイタルで演奏してお二人ともこなれてゆったりとした素晴らしい演奏でした。
【冬の曲】
唄部は吉澤検校が作り、後に手事の部分を松坂検校が作りました。
この曲は前弾きが長いです。
昔「夢遊児歌」の会で演奏するために菊武先生と覚えたそうですがこの前歌が全然合わずに苦労したそうです。
前歌の後に、手事との間にツナギの部分があるのですが、そこに菊原先生が作られた独自の替手が有ります。今日はその手事の入った演奏をしていただけました。
【夜々の星】
この曲は現代人の恋愛では考えられない様な切ない片思いを唄っています。
今回のテーマは「冬」で、冬と言えば夜空が綺麗だろうなと思い選曲されたそうです。


次回の菊会では今までにない面白い企画を予定しているので是非ご予約下さい。何でも耳栓持参をお勧めされていました。。。