[第20回 Photo Gallery]     平成17年2月27日(日)
演奏曲目 作曲者 演奏者(敬称略)
1. 浪花十二月 作者不明 (三絃本手)菊重精峰・(三絃ツレ)菊聖公一
2. 黒髪 恋出市十郎 (三絃)菊重精峰
3. 明治松竹梅 菊塚与市 (箏本手)菊聖公一・(箏替手)中萩あす香
4. 松竹梅 三ツ橋勾当 (三絃)菊聖公一・(箏)中萩あす香
菊会も5年を超え、回も20回を重ねました。
予定では初めて菊重先生ソロでの予定でしたが、急遽スペシャルゲストとして菊聖先生のツレ出演となりました。「浪花ともあれ〜」でもお二人でよく演奏されるこの「浪花十二月」なのでよく息の合った演奏となりました。平成5年の菊重先生の第2回目のリサイタルで初めて舞台に上げてから、方々で演奏されてきたお好きな曲だそうです。
艶物「黒髪」です。今度は菊聖先生の初ソロです。この曲は三絃の初心者のうちに演奏する曲ですが、お箏の「六段」と同じで、「黒髪」に始まり「黒髪」に終わるといわれるぐらい奥の深い曲です。
「明治松竹梅」
後半菊聖先生は2月が旧正月ということもあって、おめでたい松竹梅の2曲でした。本手はオルゴール調子で他には替手は低音の雲井調子です。およそ100年前、時代が明治に移り色々な調子が思案され出した頃の曲です。
「松竹梅」
ご祝儀曲です。他には「根曳の松」があります。因みに追善曲は「残月」「さむしろ」です。それらの曲はいつでも演奏出来るようにされているそうです。この「松竹梅」は大変長い曲で、今回は演奏会でされる抜粋方法中唄から後唄の演奏です。歌詞の「梅」の部分が抜けてしますので、プログラム上は「松竹(梅)」です^^