TOMIX「寝台特急カシオペア」加工


 TOMIXから新発売された「寝台特急カシオペア」E26系、導入された方も多いのではないかと思います。
 で、せっかく買ったのだから、ということで、室内への色入れや加工などをしてみました。以下に画像とともに説明したいと思います。
  1. 1〜11号車に共通の加工
  2. カシオペアスイート(展望タイプ)
  3. カシオペアスイート(メゾネットタイプ)
  4. カシオペアデラックス
  5. カシオペアツイン
  6. ダイニングカー
  7. ラウンジカー

1〜11号車に共通の加工
通路の壁への色入れ1(クリックすると640×480の画像が見られます) 通路の壁への色入れ2(クリックすると640×480の画像が見られます)
通路の壁は、実車では木目の化粧板ですので、色を塗っておいたほうがいいでしょう。室内灯がなくても、はっきりと印象が変わってくるのが分かる部分です。
なお、よくよく見ると、階段の色が壁と違うことに気づくかもしれませんが、ここまでする必要はないと思います(^o^;)。
カシオペアスイート(展望タイプ)【スロネフE26】
展望タイプのカシオペアスイート(クリックすると640×480の画像が見られます)下り列車では最後部になる、展望タイプのカシオペアスイートは、やはり目立つだけに、やるならしっかりと色入れするべきでしょう。向かって右側(室内から見たら左側)の液晶テレビユニットを黒にして、シートに色を入れるだけで見た目が全然違ってきます。
カシオペアスイート(メゾネットタイプ)【スロネフE26】【スロネE26】
カシオペアデラックス
メゾネットタイプのカシオペアスイート(クリックすると640×480の画像が見られます)メゾネットタイプでは、やはり窓際のテーブルには色を入れておいたほうがいいでしょう。成形色のグレーよりは、白を入れたほうが目立つと思います。室内灯をつけなくても、テーブルは案外目立ちますので、ここは色入れしておきましょう
メゾネットタイプのカシオペアスイートの室内色入れの例・スロネE26(クリックすると640×480の画像が見られます) カシオペアデラックスの室内色入れの例・スロネE26(クリックすると640×480の画像が見られます)
室内のパーツを取り出してみました。このあたりは自分で作った色もありますし、一番大事なのはそれらしい雰囲気を出すことですから、自分の印象に合った色を塗ればいいでしょう。
なお、私の作例では階段まで色を入れてありますが、まず見えないはずですので、普通の人はそこまでやりませんので念のため(^o^;)。
カシオペアデラックスについては、特に特記事項はないですが、ベッドカバーがないため、壁際の枕木方向のベッドは白く塗ってあります。カシオペアスイート1階のベッドカバーと比べると、よく分かるのではないでしょうか。
カシオペアツイン【スロネE27】
カシオペアツイン平屋部分(クリックすると640×480の画像が見られます) カシオペアツイン・ミニロビー(クリックすると640×480の画像が見られます)
TOMIX製品では、平屋部分と2階の個室は昼間の状態、1階の個室は夜の状態になっています。で、やはり昼間の状態では窓際のテーブルが目立つ存在です。ここはしっかり色を入れておいたほうがよいでしょう。
また、5号車と9号車にはミニロビーがあり、この部分もテーブルがありますので、色入れすると目立ちます。
カシオペアツインの室内色入れの例・スロネE26(クリックすると640×480の画像が見られます)  カシオペアでは、全ての個室にWCがついています。しかし、製品では、カシオペアスイートの室内にはWCの壁があるものの、カシオペアツインでは省略されています。室内灯をつけると目立ちそうなので、プラシートから切り出して、壁を作ってみました。ただし、カシオペアツインは80室もあるので、面倒な場合は省略してしまってもよいでしょう。
 この加工をすると、1階へ光が回らなくなり、うっすらと明るい程度になってしまいますが、1階は寝台使用状態になっているので、かえってこの方がいいかもしれません。
カシオペアツイン・車椅子対応室(クリックすると640×480の画像が見られます) カシオペアツイン・車椅子対応室加工と室内色入れの例・スロネE26−100(クリックすると640×480の画像が見られます)
 カシオペアツインの中でも、4号車デッキ側の部屋は室内の様式が異なります。さっきから窓から見えるテーブルの話ばかりしていますが、この部屋だけはそれが見えません。そこで、成形されているテーブルと座席を切り落として、プラシートから作りました。窓側の座席については、窓から背もたれが見えないので表現を省略しています。
ダイニングカー【マシE26】
ダイニングカー(クリックすると640×480の画像が見られます) TOMIX製品では、KATO製品と違い、テーブルの上のランプまではありません。しかし、窓のピッチが狭く、窓も大きいので、他の車両よりも室内が目立ちます。やはりメインはテーブルを目立たせることです。
ダイニングカーの室内色入れの例1・マシE26(クリックすると640×480の画像が見られます) ダイニングカーの室内色入れの例2・マシE26(クリックすると640×480の画像が見られます)
室内のパーツを取り出してみました。窓側の椅子は青、通路側はベージュにしてありますが、実車では固定された椅子ではないので、ランダムに変わるかも知れません。
なお、2階の壁の模様は、表現する気ならもっと綺麗にやったほうがいいですね(^o^;)。
ラウンジカー【カハフE26】
ラウンジカー1(クリックすると640×480の画像が見られます) ラウンジカー2(クリックすると640×480の画像が見られます)
上り列車では最後部になる、ラウンジカーは、成形色が青です。実車では丸椅子・床が同じ色なので、とりあえず丸椅子のふちだけに色入れをしてあります。長椅子の方は違う色になっていますが、こちらも色入れの割には効果があまりないので、省略してもいい部分だと思います。
 とまあ、こんな感じでやってしまいましたが、いかがでしょう。
 上手に出来れば実感的だし、そうでなくても、自分の手が入ったことで、いっそう愛着がわくのではないでしょうか。
(RM MODELS 2000年7月号に掲載されました)

トップページに戻る