[Home]
●サイコー!? スマートモバイル●
モバイルのパターンを再考する
モバイルコンピューティング=モバイルという言葉は、今では中学生でも知っている言葉となりました。 移動しながら、または移動先でコンピューティングを行う。 これがもともとの意味です。
「スマートモバイル」 これは、ソニー・バイオノートのキャッチコピーです。 ここで使われている「スマート」の本来の意味は、「細い」「格好がよい」などという意味ではなく、「かしこい」です。つまり、「カシコク、モバイルしよう」というキャッチなんですね。
実際、モバイルの形態には、次のようなものがあります。
1)HDD内蔵の軽量パソコンで、あらゆるコンピューティングをこなす。
2)WindowsCE 内蔵の小型コンピュータで、軽い?コンピューティングをこなす。
3)安価・簡易・小型コンピュータ(メール専用端末やPDAも含む)で、主にE-mailの読み書き、スケジュール管理などを行う。
4)携帯電話、PHSの機能を使って、主にE-mailを読む、または簡単な情報検索を行う。
とにかく、コンピュータというものは、それを使って何を行うかという目的が明確でないと、せっかく持っていても宝の持ち腐れになってしまうものです。
「カッコいいからパソコンを買う」「何かに使うかもしれないから、インターネット機能つきの携帯電話を買っとこう」などといったパターンでは、結局それらは使われず、単に導入時に余計にお金を出しただけで、ほこりをかぶることになるのは目に見えています。(それでも携帯電話は、通話に使うことはあるでしょうが)
とにかく大切なのは、何に使うかをはっきりさせることです。
また、1台ですべてのニーズを満たすマシンはありません!
この部分がはっきりすれば、その人に適したモバイルマシンが決まります。
「メールが読めればいいや」などと割り切れる場合は、iモード機に代表されるような携帯電話やPHSでOKだし、あれもこれもしたいという欲求や必要がある場合は、HDD内蔵パソコンを買うしかなくなります。
何でもしたい人はどうする?
まず、片時もパソコンを離せない仕事の人や、「びょーき」のひとは、とにかくハードディスク内蔵のマシンを買いましょう。 この場合だと、自宅やオフィスで使っているコンピュータ環境を、そのまま持ち歩けるのが最大の利点ですね。
そして、こういう人は、コンピュータで様々な処理をしたいわけですから、制約のあるWindowsCEマシンやPDA(電子手帳のたぐい)などでは話にならないのです。(私もソレ系かも・・)
なんでもしたい人(しなければならない人)は、結局携行品も多くなってしまいます。 パソコン本体のほか、ACアダプタ(海外なら変換プラグも)、電話線、携帯電話orPHS用モデムカード&ケーブル、小型パソコンの場合ならFDDユニット(PCカードで済ませる場合も多いですが)、そして、予備のバッテリと携帯電話、PHS、必要に応じてモバイルプリンタやファックスユニット・・・(その人は化けモンか?)
必要最小限の携行品だとしても、あっという間に2kgから3kgぐらいにはなりそうです。 もちろん、そのほかの仕事道具も持ち運ぶことになります。 書類などは電子化してHDDに放り込めば、紙の束からは解放されますが。
つまり、ここで問題になるのは、移動手段と体力です。 f(^_^;
自動車で移動する人は、車にこれらを全部積んでおけます。 車から降りる際に、必要なものだけを建物まで運んでいけばいいのです。 ただし、駐車場から建物まで、または建物内の移動が長い場合はやっぱり苦しいですが、電車やバスに乗ってこれらの重いものを持って移動するよりはマシというものです。 (体力が有り余っている人は、3kg級A4ファイルサイズのマシンと、上記の携行品を何の苦もなく持って歩くでしょうが)
車で移動するパターンの人へのお薦めは、ソニーのバイオノート505系(SONY VAIO Note 505)に代表されるB5サイズの銀パソ(マグネシウム合金ボディの薄型パソコン)ということになります。 これですと、薄いのでカバンにも、まさにノート感覚で入れられるし、文字入力の難易を左右するキーボードのキーピッチ(キー同士の間隔)やキーストローク(キーを押したときに沈む深さ)が適度に得られ、つかれも少ないと予想できます。
さらに、液晶ディスプレイも適度に大きいのも利点です。
一方、電車やバス、二輪車での移動となると、B5サイズでも大きい! この場合は、A5サイズのマシンが妥協点となります。
この場合は、キーピッチや画面の見やすさが多少犠牲になります。
しかし、これを我慢すれば、気軽になんでもできるコンピューティング環境を整えられます。
さらに小さいマシンである東芝の Libretto ですが、普段持ち歩いている小さめのカバンやポーチ??に、使おうが使うまいが常に入れておき、いざ使うときはさっそうと取り出すってのもいいかとは思います。 Librettoの最大の特長は小ささですが、これが欠点にもなります。 その欠点とは「使いにくい」ということです。
常に持ち歩いているという安心感(オイオイ、びょーきか?)や、満足感を味わえるのはLibretto級マシン所有者の特権です。 しかし、私が持っているLibretto50などは、現行機のキーボードとは違ってキーピッチが非常に小さいため、タイピングは難行苦行であり長時間作業は無理。 ディスプレイサイズも小さいので眼も疲れます。
そして、コイツは結構重いんですね〜。 予備の大型バッテリまで携行するとなると、B5銀パソと総重量はそれほど変わらなくなるんです。
これらの事情を考えると、仕事用小型マシンとしては、A5サイズが下限ということになります。
コンセントがない場所で使うためには、バッテリ駆動時間が当然気になります。 このタイプのマシンは、バッテリ食いの大型カラー液晶ディスプレイを装備し(バックライトがかなり電力を食いますね〜)、HDDをモーターを使ってまわすわけです。 ということは、大型リチウムイオンバッテリなどを使っても、3時間〜6時間程度しか使えないマシンが多くなるのも仕方がないこと。 つまり、大半のマシンは1日はおろか、半日もバッテリでは使えないのですね。
E-mailの読み書き&テキスト入力ができればいい人
これは、「用途限定」系の人の場合です。 ここでのポイントは、E-mailの読み書きなのです。 その他の処理は必要ないのだから、問題はマシンのネット接続能力(=各種通信用インターフェイス)とキーボードということになります。
さらに適度の分量のデータをセーブできる記憶容量と、十分なバッテリ駆動時間があればOKとなります。
導入コストも考えると、多少見にくいものの、モノクロ液晶モデルのWindowsCEマシンがお勧めです。 まず、小型で軽量。(B5サイズ級のCE機は、価格的にも問題外です)
とにかくWindowsCEマシンは、HDDを内蔵しませんから、当然モーターがないから消費電力が小さい。 衝撃に強い! 小さいというのが最大のウリ。 さらに、モノクロモデルならば、乾電池で20時間以上使えるマシンまであります。
ここは、機種限定で行きましょう。 お勧めマシンはNECのモバイルギア(モノクロ版) で決まりです。
カシオのA60などと比べると、ボディサイズは大きいかわり、B5ノート並の使いやすいキーボードを持ちます。
このキーボードの使いやすさは秀逸だといえます。 モバイルギアは、MS-DOSで動作する「電子メール専用マシン」として開発された経緯を持つのです。 そのためなのか、内蔵するメール機能は充実しており、文章の入力も大変しやすいのです。 原稿書きを生業とされている人の場合は、文章(テキスト)入力がどこでもできるのは最大の利点です。 そして、できあがった原稿は、メールで出版社などに送ってしまって終了! ということも現実的なこととなります。
さらにWindowsCE版モバイルギアが主流になってからは、Pocket Excel などのソフトを内蔵しているため、簡単なデータ入力&処理用のマシンとしても使えます。 これは、使いようによっては大変ユースフルなシステムだといえます。
しかし、WindowCEマシンは、HDDを内蔵せず、Windows95/98/NTパソコンを親機にして、内蔵メモリにソフトをインストールしたり、データのシンクロナイズ(同期)を取ったりする手間がかかります。 普通のWindowsマシンとは違い、やりたいことができるソフトのCE版がなかったり、データの変換処理が必要な場合があるのは欠点だといえます。 やはりこれらのマシンは、用途限定系の人に向きますね。
とにかく、E-mailが読めればいいひとはコレ!?
これは、さらに用途限定&割り切り系の人向きです。 連絡手段としてE-mailへの依存度が高い人は、コレです。
徹底的に手軽にやりたい場合は、E-mail機能を内蔵した携帯電話かPHSを使うのが最善でしょう。
PDAやポケットボードを使う際には、携帯「型」電話にそれらを接続することが必要となります。 何度も出先でメールチェックが必要な人にとっては、この作業は相当煩わしく、メールに気づくのが遅れますから、イマイチな読み出し方法となります。
ということで、この分野のイチオシは、NTTドコモのiモード対応携帯電話 ですね。 メールもプッシュ型であり受信操作をしなくても着信するってのは便利この上ないですね。(それなりの確率で、自動着信に失敗しますが。 (別ページ参照)
携帯「型」電話を使う場合の最大の欠点は、メールを書くのが非常につらいことです。 出先から、まとまった分量の返信を書く必要がある人は、ポケットボードを併用しましょう。(別ページ参照)
しかし、スケジュール管理や、軽作業、テキストファイルの閲覧などを行うには、PDAは欠かせませんね〜。 小型軽量で、パソコンをつなげば、データ入力は楽にでき、コンパクトフラッシュやスマートメディアを介して、閲覧用データの持ち運びが簡単にできるのはいいですね〜。
安価なPDAとしては、カシオのカレイド、高くても高機能がいい人にはザウルスがお勧めとなります。
ただ、安いからといって、機能が中途半端なものを買うと、大して使わないウチに物足りなくなったり、「使い物にならない」と思い始め、使わなくなったり(この場合は、PDAなんか必要ない人だったんですね)、高機能のものを買い直す結果を招きます。
では、私の場合は・・
私の場合は、Libretto50は持っているものの、それなりに重たく、また、キーボードが使いにくいがために、出先で仕事に使う気が起きず、ただ持っているだけ。 やがて、携行をやめてしまいました。 そして、職場で使っていたA4ファイルサイズノートが不調となったのを契機に、B5銀パソを購入することにしました。
購入したのは、ソニーのバイオノート PCG-N505 です。 マグネシウム合金ボディに1kgちょっとの重量。 6GB超のハードディスクとモデムを内蔵し、スタイリッシュ。 処理もそこそこ速そうで、価格もそれなりに安い。
対抗は、使いやすいキーボード、耐衝撃、耐水?構造の日本IBMの ThinkPad240 でした。 しかし、店頭で見比べると、バイオノート505系の前にはほかのB5マシンはすべて、ダサく見えてしまったわけです。
モバイラーにとっては、小型・軽量・長時間バッテリ駆動・そこそこの記憶容量と処理速度があれば、スタイルは二の次。 しかし、バイオは基本性能に加え、外見がよろしい。 また、メーカーとして明確な特徴を持たせている個性的マシン。 パソコンで音声や動画を処理しようとは思っていなかったし、ポストペットも持っている(なんのこっちゃ)私には、AV機能は不要ではありましたが、もともとソニーファンだった私は、グラっと来てしまいました。
それまで、HitBit(ひっとびっと 8ビットマシン)の失敗などでパソコン事業から撤退していたソニーを、パソコンメーカーとしては ? と思っていたのですが、バイオ初号機が出荷されてから何年も経ち、シェアもじりじり向上している現状を考え、決断したのです。
サイズ、重量、基本性能、スタイルとも満足のいくものでした。 薄型ボディであるため、筐体の剛性(きょうたいのごうせい=ボディの強度)が心配でしたが、マグネシウム合金はそれらの不安を解消してくれました。
ただ、本体は24万円ほどでしたが、PCG-N505はCD-ROMドライブが別売。 CRTディスプレイや、プリンタ端子は、別売のポートリプリケータが必要となります。 そのため、総額は30万円を超えてしまいました。 これは、どこでもフル装備に近いコンピューティング環境も持ち歩けるけども、ちょっと高い投資だったかもしれません。 携帯電話用モデムカードなどは、従来から持っていたものを流用しましたから、少しは助かりましたが・・・
常用ソフトをインストールし、通信のための設定も完了。 さっそく使い始めました。 ところがすぐに異常に気がつきました。
キーボードの反応が悪く、入力したハズの文字を読み落とす!
ガンガンたたかないと、まともに文字を入力できないのです。
これには参りました。 タッチタイピングなんてできやしない。 高速で入力しても、半分程度しか入力できず、間違った文字がでてしまう(ローマ字入力をしているため、子音用キーが動作しなかったりした結果がコレ)のです。 修正のためバックスペースキーを押しても、それも、通常の力で押すと効かないのです。
ハズレの個体をつかんでしまったか! と思い、販売店に持ち込もうと思ったのですが、その前に、NIFTY SERVE(現@nifty)のバイオユーザーズフォーラムをのぞいたところ、なんと、 PCG-N505 の入力不全問題で爆発状態になっているではありませんか。
そして、それらの書き込みのかなりの数が、私の購入前のタイムスタンプ!
先に、ここを読んでおけば良かったと思いました。 結局、キーボードの設計に問題があったらしく、そのフォーラム会員のつっこみの成果なのか、無償でキーボードを交換してもらえることになっていたのです。(しかし、ソニーからはアナウンスはなく、問い合わせた顧客にだけ対応するパターン)
仕事が一段落してから、バイオ・カスタマーリンクに電話連絡すると、症状を細かく聞かれたものの、キーボード交換OKとなりました。 こちらが指定した日に、ペリカン便がパソコン運搬専用段ボール箱持参で、マシンを引き取りに来ました。 そして、5日後、使いやすいキーボードに換装された N505 が戻ってきました。
ちなみに、この症状は、PCG-N505(無印) 特有のものであり、N505発売から1か月後発売の PCG-N505SR や、それ以降の505系マシンにはない不具合であることが、ユーザーによって確認されています。
パソコンって、あいかわらず、ユーザーに手間をかけさせる製品ですね〜
First upload Nov.21.1999
Topicsバックナンバー
iモード 実際の使い心地はどんなもの? Aug.10.1999
新携帯 iモードは買いか? そしてDoccimoって Apr.30.1999
これもモバイルツール デジカメ選び、ど〜しましょ Jan.1-3.1999
携帯電話に浮気? PIAFSとデータ通信対決 Oct.24-Nov.1.1998
HDDが足りない! 増設しないで乗り切るために Aug.29-30.1998
あなたのは大丈夫? 焼けるPCカード! Jun.27.1998
Windows CE2.0は買いか? Apr.25.1998
PHSはなくなっちゃうの? Mar.21.1998
[Home]
Copyright(c) Y.Miyakura 1998-1999, Japan
Topics total
counted since Apr.27.1998