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●感動のデジカメ FinePix6800Z● 導入記
2代目デジカメ引退?!
これまで愛用していたのデジカメは、フジフィルムのFinePix600Zでした。 [関連記事 トピックス] 150万画素で、3倍光学ズーム搭載機。 画質は購入当時としては満足いくレベルでした。 しかし、光学ズームを持つがゆえにボディサイズが大きく、持ち運びには覚悟がいるというもの。 もちろん、一眼レフの巨大なボディを持ち歩くことを思えば軽いものでしたが・・・。 出張の際には、少しでも荷物を軽くして、メモ代わりにバンバン写真が撮れ、撮影失敗がわかったら、すぐに取り直せるのはデジカメならでは。
ところが、この FinePix600Z って結構重いんですね〜コレが (~_~;
ちなみに、最初に使っていたデジカメは、カシオの QV-10 という歴史的なモノでした。
サイズと重さは我慢して・・・
このデジカメ購入には、それなりの金額を投資していますから、とにかく使い倒さなければならない。 「ちょっとした記録(画像メモ)」「ウェブ作成用」と割り切れば、画質は十分。 しかし、大切な記録には一眼レフを担ぎ出すということをやっていました。
記憶メディアはスマートメディア。 16MBを都合3枚使い回しました。 3日程度の出張ならば、撮りまくっても十分な容量でしたし。
このデジカメは、私専用でした。 他人に触らせたくないのではなくて、触らせるのが事実上不可能だったのです。 なぜかというと、シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでのタイムラグ(時間差)が大きくて、慣れていない人はまずまともに撮影できません。
これまでのカメラ(フィルムの感光の仕組みから、銀塩カメラと呼ぶ)の感覚では、シャッターをレリーズ(押下)したらすぐに撮影が終了するんですが(スローシャッターなどの特殊な条件の場合を除く)、この世代のデジカメは違うのです。 また、CCD(受光素子)が捉え、電荷に変わった画像をメモリに書き込むにも時間が掛かりますから、次に写真を撮るのに何秒も待たされることになるわけで、シャッターチャンスを逃してしまうのです。 この時期、他社製品にはキャッシュメモリと呼ばれる一時記憶用の高速メモリを搭載し、何コマかをコンパクトフラッシュやスマートメディアにすぐに記録するのではなく、キャッシュに一時的に記憶しておいて、その容量内ならば自動連写すらできるものはありました。
しかし、FinePix600Zはキャッシュメモリを搭載していないので、とくに動きが速い被写体を取る場合は次の動きを予想して、一呼吸先にシャッターを押すという「匠(たくみ)の技」が必要とされるのです。
堪忍袋の緒と財布のひもを切ったもの
匠の技を身に付けた私は、このデジカメをそれなりに使いこなしながら、メモリの容量不足を32MBのスマートメディアを購入しました。 もちろん、1枚のカード(スマートメディア)が一杯になれば、2枚目と挿し変えればいいのですが、カード自体の価格が下がっていたので、思い切って倍の容量のカードを買ったわけです。
これで同じ圧縮率と解像度なら、当然、撮影枚数は2倍になります。 いざ、カメラにセットし使用を始めました。 ところが信じられないことが・・・・(技術的には当然の結果か?)
同じ条件で撮影しているにもかかわらず、カードへのデータ書き込み(画像情報の記録)に掛かる時間が非常に長くなってしまったのです。
これでは、静物撮影にしか使えません。(失望、失望) 結局、32MBメディアは予備にまわり、これまで通り、16MBを3枚使い切ったときに32MBが登場するということにせざるを得なくなりました。
その間、カメラが内蔵するCCDは、200万画素から330万画素にステップアップしており、動画や音声の記録もできるようになっていました。 バッテリでの長時間駆動、レンズの高品質やデザインを売り物にする製品などが百花繚乱。
デジカメのバッテリを長持ちさせるためには、液晶ディスプレイやカメラの電源自体をこまめに消すのが有効です。 ところが、電源の再投入のたびにFinePix600Zなど光学ズームレンズを搭載しているカメラは、沈胴式のレンズを繰り出す必要があります。 その結果として、このテのカメラは起動に時間が掛かり、シャッターチャンスを逃すのです。 そして、キャッシュメモリも積まれていないし、出先で常に携帯するには図体がでっかい・・・
ずいぶん迷いながら、ついに新型購入を考え始め情報収集を開始しました。
決め手は、記憶メディアとレンズ?
オリンパスは、フジと同じスマートメディアを採用。 キヤノンとカシオはコンパクトフラッシュ。 画像の記憶に使うメモリカードには、このほかに、SD(マルチメディアカード)やメモリースティックもあります。 特に、スマートメディアとコンパクトフラッシュは開発からかなり時間が経った製品で、生産量も多く値段がかなり下がってきていたので、手元にある4枚のカードを、次のカメラで使うことは必ずしも考えない。
しかし、カードの値段の面から、候補機種はスマートメディアかコンパクトフラッシュを使うものに絞ることにしました。
さて、次は光学ズームにこだわるか否か! 技術は進歩し、ディジタルズームも画質の低下は余りないとも言われています。 しかし、カメラ内部ではなくCCDに届く光そのものをコントロールする光学ズームにかなうわけがありません。 鮮明な記録を残すためには、やはり、光学ズームは譲れないという結論に達しました。 ここで、ディジタルズームのみの薄型・小型カメラは落ちました。
迷う。価格が・・・
手持ちのスマートメディアは、PCカードアダプタに挿してパソコンにデータを取り込んでいました。 新デジカメが別のメディアを使うものになっても、単なるストレージメディア(容量の大きいフロッピー的な存在)として使えばムダにはなりません。
しかし、第1候補は フジフィルムの FinePix6800Z でした。 しかし、これは多くの販売店で約8万円もするの高い代物。 第2世代ハニカムCCDの採用で、記録画素数が約600万だといいます。 動画も音声の記録もたっぷりできて、レンズ部のでっぱりもない。 そして、スマートメディアをそのまま使える(300万画素級に使うには容量が小さいが) でも、高い!
第2候補は、キヤノンの IXY DIGTAL200 or 300。 IXYは案外ずっしりとしていて、「あ、かるーい」という印象はありませんでした。 カメラである以上、シャッターを押すときのカメラぶれを防ぐために「重さ」は必要です。 しかし、見ためより重いというのは×でした。
苦悩は続く(・・んな大げさな)
結局、FinePix6800Zに決定
結局、これまで使ってきた FinePix600Z の使用実績?と、既に持っているスマートメディアやPCカードアダプタが使え、光学3倍ズームを持ち、各種メディアの評価記事も結構いいということで、高いカメラだが 6800Z に決定しました。 パソコン量販店は店頭価格が約8万円なのに対して、カメラ量販店Kはそれより1万円も安い(セールでもないのに)。 そして、専門店らしく無料修理保証などが3年!
なんで、多くの人はパソコンショップでデジカメを買うのか理解に苦しみます。(カシオなど、銀塩カメラを作ってないメーカーのカメラを扱っていないのが欠点か)
いざ買ってみると、なんと「セール期間中」でカメラポーチや小型三脚、32MBスマートメディアをタダでくれるは、スマートメディア購入10%OFFチケットはくれるは、大変おいしいことになった。
実際には、128MBのカード(10%OFF)と予備バッテリ(これも10%OFF)を同時に購入したので、約9万円の買い物になったものの、満足度は高かった。
実際の使用感は?
ボディデザインは、ドイツのポルシェデザイン社が担当し、人間工学的にも優れた造りになっています。 デザイン重視で購入したわけではないけども、使い込むうちに、操作ミスの低減や疲れの軽減に役立つだろうと考えられます。
基本的には、自動露出(AE)で撮るカメラ。 夜景、人物、風景などシーン別に特別な設定がされるモードや、ホワイトバランス、ISO感度、フォーカスなどをマニュアルで設定することもできます。
残念ながら、絞りやシャッタースピードが自由にならない・・・・一眼レフで培った技が使えないのはちょっと・・。 しかし、モノとしての出来もよい FinePix6800Z は画質や色乗りも良く、非常に完成度が高いカメラでした。
そして、光学3倍ズーム搭載機なのに起動が2秒前後と速く、また、キャッシュメモリを内蔵するがゆえに連写や、露出を自動的に変えながら連続撮影をするオートブラケッティング、多重露光などの高機能も使えるわけで、現場でなんでもできるカメラのひとつだといえます。
小型軽量で出っ張りもないので、携帯にも向きます。 とにかく画質は申し分なし。
各種メディア(雑誌やウェブ等)の評価記事では、USB接続のクレイドルが便利だと述べています。 これをUSBコネクタに接続しておき、カメラをガチャッと乗せると、カメラに挿入したスマートメディアを「外付ディスク」として認識し、またカメラの充電も同時に出来るというもの。 これ点は間違いないのですが、電源はパソコンのUSB経由で供給されるのではなく、同梱のACアダプタを別途クレイドルにつなぐ必要があることがわかりました。(だから、決定的にどうだということはないけど)
当然のことながら、クレイドルにカメラが乗せられたことを検出するために、Windows起動と同時にカメラの接続を監視するためのプログラムがロードされます。 私がメインに使っているのは MMX Pentium 233MHz という古典的CPU??を搭載したノートマシンです。 メモリこそ160MBにしてありますが、タダでさえ、OSやアプリがCPUのパワーを奪っていますから、常用するわけではない「監視プログラム」にそれらを食われるのはおもしろくありません。 ということで、この常駐を外してしまいましたから、クレイドルの便利さは切り捨てて、スマートメディアをPCカードに挿してパソコンにデータを取り込むパターンにしました。
ちなみに、「監視プログラム」は6MB以上メモリを食います。
603万画素モードって
このカメラのCCDは330万画素ですが、記録画素数は603万になるそうです。 ということは、撮影した画像のファイルサイズは、1枚あたり約6MBにもなってしまいます。 16MBや32MBのスマートメディアでは、あっという間に一杯になってしまう。 もちろん、データの書き込み(記録)には時間が掛かりますし。 で、3M(さんめが)モードや1Mモード、VGAモードもあり、さらにファイルの圧縮率も3つあります。 もっとも高画質になる圧縮率で、6Mモードと3Mモードを比較してみたのですが、ディスプレイで見る限り、余り違いが見られませんでした。
A3用紙にでもプリントする場合は6Mモードが必要でしょうが、普段は3Mで良さそうです。
もうデジカメの善し悪しは、画素数の多さで評価する時代ではないでしょう。 ボディ形状が手にしっくり来るか、レンズの品質、バッテリ駆動時間、そしてブランド?? 密かに無視できないのはメモリカードです。 SDやメモリースティックは後発なだけに、価格がまだ高めなので要注意ではあります。
プリントすると
実は、私は写真画質カラープリンタは持っておりません。 しかし、306dpi出力可能なパナソニックのNV-MPX300C(昇華型)を持ってます。 これでいざプリントしてみると、「先代」の FinePix600Z との実力差は、ハガキサイズのプリントでも歴然。 「603万」画素の威力恐るべし。
さて、ディジタル写真の基本は、パソコンなどのディスプレイで鑑賞することでしょうが、いまでもひとに写真をあげる、飾るなどといった場合はプリントアウトすることが多いのも現実。
インクジェットプリンタや「ビデオプリンタ」での出力では、保存性が銀塩プリント(フィルムを使った写真のプリント)に比べて劣ります。 ところが、ご存じの通り。各フィルムメーカー系ラボが、デジカメデータの出力サービスを積極的に行っているんです。 これは、ディジタルデータを高性能カラーレーザープリンタで銀塩出力するもので、印画紙のアスペクト比(縦横比)が通常のものと違うだけで、印画紙と保存性は全く同じなのです。
フジフィルムのサービス(FDI)を利用してみたのですが、仕上がりは「まさに銀塩写真」。
ISO400のフィルムで撮影したプリントよりも鮮明で、発色もOK。(事前にパソコンで、明るさ、彩度、シャープネス、コントラストなどを補正をしているので一概にはいえないが・・・)
一眼レフは、レンズ単体でデジカメ本体と同じくらいの価格で、光学設計やガラスの品質も段違いなわけで、コンパクト系のデジカメの画質はまだまだかなわないのは事実。
やっぱり、要は使い分けですね。 銀塩カメラには銀塩カメラの利点があるから。 でも、一眼レフのレンズを装備するデジカメの存在は今後を暗示しているとも考えられます。
カメラメーカーもフィルムメーカーも生き残りに必死です。
競争あるところに進歩有り。
Recently updated Aug.23.2001
First upload Aug.21.2001
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