早朝に、外に出てみると何日か続いていた雨が今朝は、快晴!天気予報では、今日までは暖かいが明日からは、また冷え込むとのことで、急遽京都一周トレイルに行きたくなり、嫁さんのブツブツ言う怒りに、ご機嫌をとりながらの出発となる。
市バスで出町柳駅までむかい、雲ケ畑まではバスがあるのだが、本数が少ないのと、計画性の無い出発のため、出町柳駅からタクシーに乗り加茂川を上流に向かって山幸橋で下車。 |
|
山幸橋氷室口に着いてみると、なにやらパラパラと小雨が降っている。嫁さん!激怒!!「そやから、行くの嫌やったのにぃ〜!さっきのタクシーに戻ってもろうて、帰ろぉ〜!」。などとぼやきだす。さすがにどうしょうか迷うがとりあえず歩き出すことにした。雨は10分くらいでやみお日さまが見え隠れししだした。
右に谷の沢の音を聞きながら雑木林を登っていくと広い柵のした畑に出た。京都一周トレイルの58の道標を見間違え、道なりに下降する。しばらく歩くと加茂川に出てしまい。目の前に東海自然歩道の標識が?此処まで来てやっと道を間違えたことに気づき、文句を言いながらも京都一周とれいる58まで登り返す。
で、よくよく道標を見てみると、引き返すように山に登るように指示されていたが、標識の板が割れていて、割れた部分の貼り付け方が半回転してるではないか?
此処からもよく手入れした杉林の中を高度を上げていく。道はあまりハイカーが入っていないのか、細く荒れているが所々に丸太のベンチや沢を渡る丸太の橋が掛けられていたりで気遣いされた気持ちの良い山道である。盗人谷を過ぎ、小峠を越すと、氷室の集落に着く。 |
|
氷室の集落からは、舗装された道路をしばらく歩くことになる。集落の中をしばらく歩いた所に、氷室跡の道標があり、行ってみようと畑のあぜ道を進んでいったが、イノシシ避けの電線柵にはばまれて、10分くらいその柵の無い場所を探すが何処を探しても抜け道は無く、あきらめて、引き返す。見られないとなるとよけいに心残りに思うものである。氷室神社の境内をおかりして、昼食をとる。
集落を過ぎると、道は二又に分かれ右の城山下峠の登りとなる。峠を過ぎると、降りながら他の車道と合流しながらえんえんと降り、、秋(9月25日〜11月10日)は、進入禁止の京見峠の登山口が右手に見えてくる。 |
|
|
|
上ノ水峠手前の見晴道 |
上の水峠・東海自然歩道交差点 |
沢池までの車道 |
|
京見峠への杉林の登りを終えると、道のアップダウンは少なく平坦な山道となり、急に右方向の視界が開け、京都市内を存分に見渡せる道に出る。中年のご夫妻がその展望を見ながら食事をしておられ、挨拶を交わし話を聞いてみると、この場所は以前から知っていて、一度此処でのんびりと食事をしたかったんだとか、ご夫妻がお気に入りと言うだけあって、京都市内のほとんどが見渡せた。
若干下降ぎみに歩いて、東海自然歩道との交差部、上ノ水峠に着く。以前東海自然歩道を歩いた時のことが思い出される。のんびりと歩いていたせいかこの峠で、午後3時になってしまい、下山して金閣寺に抜けようかどうか迷ったが、そのまま続行。すこし急ぎながら、山道を歩く、やがて沢池に向かう舗装された道路に出、沢池に向かう。沢池近くになると、道路の舗装がなくなり、目の前が急に広がると沢池に着く。 |
|
沢池には30年前に訪れて以来だが、景観は以前と少しも変わっていなく、静寂な自然の中に綺麗な風景を感じさせる池である。池を右手に見ながら広い池周りの道をすすっむと、やがて池とお別れして雑木林の道となり、いくつかの枝道がある。京都一周トレイルの道標にしたがって進む。左下に京都の町並みが枯れ枝の隙間から見え隠れしている。しばらく尾根を進むと、道は枯れ葉の積もった急なくだりになり、よく足を滑らせて、転びそうに生りながらも降って行くと急に手入れされた杉の庭のような場所に出、やがて舗装された道路に出る。高雄に出たと思ったが、これが違って、延々とこの舗装された道路を沢づたいに歩く事になる。途中、犬を散歩に連れていたおじいさんに出会い、やっと着いたと思ったのだが、これも、まだまだ遠かった。急なくだり坂を嫌になるほど歩いてやっと高雄の料亭横から周山街道に出た。道路に出てすぐにJRバスが目の前を通過して行った。乗りたかったなぁ〜〜!
疲れた足を引きずりながら市バス高雄バス停までめざす。車の通行量が多いので、街道をはずれ枝道を左にそれて高雄バス停に行こうとして、その道が高雄には行かず、街道と並行して通っていて、引き返すのもシャクだと思い、峠まで行ってしまう。峠の上で市バスを待つ。おたがい疲れたのか一言も口をきかず、寒い峠のふきさらしのバス停で沈黙していた。やがてバスが来て、乗車すると、暖房が効いていて、お互いホッとし、生き返った気持ちがした。 |
|
|
|