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岩尾池に着くと、若干曇ってはいるもののすがすがしい気候である。久しぶりの自然歩道に景色が綺麗に見える。
キャンプ場もある岩尾池を、今タクシーで来た道路を引き返し、谷に沿う林道を下る。
広がった盆地に出ると、大きな農家が盆地の周辺に点在している。ここが、新田の山里らしい、甲賀の道は小盆地や狭間の山里をたどる小さな峠越えの道で、里の真ん中にバス停がある。バスの時刻表を覗いて見ると、二時間に一本甲南駅から行き来している。
新田の北の外れ山の奥を左へ折れ、舗装された林道を上りだす。
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舗装された林道を15分ほど登り、標識にしたがい右の地道の林道へ入る。
地道の側に野いちごがあり、少しばかり食する。途中何箇所で、「この先車乗り入れ禁止」の看板を見るがどこまでも通れそうな道に感じた。
峠を越えて下りとなり、谷道と出会う。このあたりの山林は赤松が多く、マツタケ山になっており、「立ち入り禁止」の札とロープが張ってある。
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第二名臣高速道路高架橋 |
二ツ川橋 |
神名高速道路沿いの自然歩道 |
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地道の林道が突然広い舗装道路に出ると、目の前に第二名神高速道路の高架橋が見え、その高架橋下が二ツ川橋である。
第二名神高速道路高架橋沿いを隼人川に沿って遊歩道が伸びている。
この高架橋側壁は、お城の堀を作った安土城の石工の技法で作られているとか。
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遊歩道が高架橋の下を回りこむようにして車道に出ると隼人橋に出る。
ここから、急傾斜の丸太の階段の登山路に入る。グングン高度が上がり、神名高速道路が下に見え出す。きつい登りで息がきれる。
途中、何度かの一服ののち今日、二つ目のピークに到達。頂上に出たところからは、岩尾根になる。
頂上付近は赤松も多く、明るく、展望が開けて気持ち良い。
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下り道の足元には、信楽高原北部が見え、絶景を満喫しながらの気分よい下山路である。しばらく下ると、また林道となり、林道を抜けると突然、紫香楽宮跡駅踏み切りに出る。
時刻はお昼前、駅前の看板に「足湯!」を見つけた次男坊は、「温泉や!行こう!!」との言葉で、信楽方面に歩きだしたのだが、いくら歩いても温泉どころか、何も無い幹線道路をひたすら歩き、次の信楽鉄道雲井駅に行く交差点に出た。しかしこのあたりまで来ると、遠くに和食やトンカツ専門店が見えたので、足湯はあきらめてトンカツ専門店にて昼食を取る。トンカツ店のおばちゃんから、「歩いて来たの?」との信じられない顔をしながらのお言葉をいただきながら、ふと考えてみると、足湯ってのは、自動車用に看板が立っていて相当距離があるようだ。
昼食を食しているとなにやら外は雷やら豪雨みたい?降りてきてからで良かった。雨が小降りになりだしたので雲井駅に向かう。途中信楽焼のお店を覗くとかわいい狸ちゃんがおったので、お土産に購入。
雲井駅に向かう道すがら、さすがに信楽だけあって、でっかい豆狸やハローキティの豆狸まで玄関先に置いてありほほえましかった。無人の駅雲井駅から帰路につく。
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