室生寺〜済浄坊渓谷

 2006年7月13日(木)くもりのち晴れ33度

参考タイム(東海自然歩道30選)
大阪・京都・滋賀・奈良・三重
室生寺→2.0k(30分)宇野川橋→2.0k(40分)山道入り口→2.0k(60分)クマタワ峠→2.5k(40分)済浄坊渓谷→1.0k(25分)目無橋→1.0k(25分)奧香落オートキャンプ場→ 2.0k(40分)太良路  合計 4時間20分

到着時間
室生寺11.53→龍穴神社13.01→宇野川橋分岐13.24→山道の入り口13.56→南松の滝14.21→国見山分岐14.56→クマタワ峠15.32→済浄坊渓谷分岐16.04→済浄坊渓谷出口16.27→奧香落山荘16.57

交通機関
往 近畿日本鉄道
  近鉄京都→大和八木→室生口大野駅→室生寺前バス停

復 近畿日本鉄道 
  奧香落山荘→名張→大和八木→近鉄京都駅

同行者、嫁さん 

 

 
京都を10時15分発の賢島行特急でいつものように行くが、今回は、同じ特急料金でサロンカーに乗車できた。サロンカーは、座席の中央にテーブルがありゆったりとした座席が向かい合わせになっていて快適である。そんな贅沢は大和八木までで近鉄八木からは急行で室生口大野で下車、駅を出てバスの時刻表を見てみると1時間後しかバスがなく、下車待ちしていたタクシーで室生寺に向かう。

室生寺入り口

室生寺仁王門

五重塔

 

室生寺に着いたのは11時53分である。室生寺を見てから昼食にしようと話をし寺の中に入る。寺の中は季節外れなのであろうか見学している人はほとんど見あたらない、静かな境内でまず最初に迎えてくれるのは仁王門である。その両側に建つ吽形と阿形の仁王像阿形は色鮮やかですごく印象つけられた。仁王門をくぐり、仏殿を見ながら今回どうしても見たかった五重塔に行く。想像していたより小さな建物ではあったがさすがに人気があると思わせる塔だと感じた。
室生寺奥の院は時間が無いのでパスして寺を出、寺の入り口にあったお店で昼食を食する。

宇野川橋をすぎ山へと向かう

南松の滝

クマタワ峠1へ

 

室生寺から舗装された道路を道標にしたがい室生川に沿って歩く。10分ほどで左に龍穴神社があり、神社には入らずその前のバス停の後ろのトイレで用をたす。県道ではあるが車がよく通る舗装道路を照りつける陽射しの中、暑さにへばり気味になりながら、30分ほど歩くと宇野川橋で県道と別れ舗装された枝道に入る。道はゆるやかな登りになり、木々の日陰があれば小休止、水分補給をしながら沢沿いに進む。やがて小さな橋の手前に右の山道へと道標がある。山道は急な登りとなり、グングン高度を上げて行く。 
登りの途中、南松の滝へ200mの道標があり、谷へと降りる。滝に着くと頭から水をかけ、ほてった身体を冷やす。むっちゃ、気持ちよい〜〜!。ボゥ〜〜と滝を見ていると気持ちが癒される。滝ってのは、なぜか気持ちが良くなるのはなぜなんでしょうかね?。
滝からの帰り道の谷近くに蛍の卵が草に産み付けてあるのを嫁さんが見つけた。このあたり夜になると蛍が飛び回っているんだろうと想像をめぐらす。
東海自然歩道にもどり、まだまだ登りが続く山道を高度をかせぎ、深く落ちる谷が横に流れ出す頃登りも終わり、国見山分岐の道標があった。東海自然歩道は、曾爾方面へ、幾つかの沢を超えると道はまたまた登りとなり高度をかせぐやがて広い山道にでるが東海自然歩道はその道を横切り、道が判らないようなクマザサにおおわれた山道を登りだす。道も分かりづらく不安になりながらもしばらく登ると急に開けた広場に出る。

クマタワ峠1の大きな道標

クマタワ峠1

済浄坊渓谷へ向かう

 

クマタワ峠では、国見山登山口にあたるのか大きな道標立てられていた。トイレらしき古い小屋があったが入る気になれない。しばらく休憩したのち広い道路を下り出す。ヤゴからかえったばかりなのかよく飛べない黒トンボが、私達と一緒に道案内とばかりに足元を這いながらこれから進もうとする方向へ何度も飛んでくれる。この付近の山の風景はまるで北アルプスのようでとても美しい。景観を楽しみながらしばらく進むと、左に済浄坊渓谷へ降りる道標があり渓谷に下りていく。

済浄坊渓谷の滝1

済浄坊渓谷の滝2

済浄坊渓谷の滝3

済浄坊渓谷の滝4

済浄坊渓谷の滝5

済浄坊渓谷出口

 

渓谷には細い急な下りを少し降りると沢の流れが現れ、鉄の梯子や階段があり注意しながら幾つかの滝めぐりとなる。滝としてはそんなに落差のない滝ばかりだが、滑り台の上を水が流れる滝が多い。今回楽しみにしていた済浄坊渓谷は、やっぱすばらしい!10分くらい渓谷ぞいを歩くとやがて又干そうされた広い道に出た。此処にもでっかい東海自然歩道の道標があったので記念写真をパチリ!。

オートキャンプ場からの兜岳

奧香落山荘

奧香落山荘露天風呂

広い舗装道路を下りていくと三叉路があり目の前がオートキャンプ場が見えた、左に兜山の美しい姿を見せている。バス停があったので時刻表を見てみると一日一本しかないバス停であった。少し帰路が不安になる。オートキャンプ場の下のあぜ道を下り出す。このあたりでも季節遅れのアジサイがあたり一面に咲いていた。やがてふたたび広い舗装道路に出てその舗装道路を降って行くと、左に「星の見える温泉」と書いた看板を出しあ奧香落山荘があった、まよわず中に入っていく。
 「あのぅ〜。入浴できますか?。」「はい、できますよ。」
 「バスは何時ごろありますか?」「もう、最終のバスはとっくに出てしまってありませんねぇ。」
 「えぇ〜!じゃぁ、タクシーを呼べますか?」「はい、お呼びしましょうか?」
「此処からだといくら位かかりますか?」「そうですねぇ。7〜8000円くらいでしょうかねぇ?」
「此処で、送迎はしてもらえないんでしょうか?」「お食事、4200円ですが、していただければ入浴無料、送迎させてもらいます。」
とのこと、此処は願っても無いことで、丁重に感謝の意を伝え、早々に星の見える露天風呂に直行!。
露天風呂では、まだ時間も早いので星は見られないが貸しきり状態でのんびりと湯につかり、今日一日の疲れを癒し、サッパリとした服に着替えると、待っているのは山菜、川魚中心にした会席料理。広い宴会場で二人での貸切、もう〜帰るんがイヤになってしまい、思わず「泊まろうか?」と言い出すしまつ。
温泉でくつろいだあと、足早に支配人らしき方に送迎バスにて送っていただく。宿から名張までの路は渓谷づたいの道路で、切り立った山が両方にせまり、とても美しい所であった。支配人らしき方から色々と解説してもらいながら、やがてダム湖をすぎると名張である。なんとか、日没前に名張駅に着き特急で京都への帰路につく。

お世話になった奧香落山荘のホームページはこちらです。

奥香落山荘
 

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