◆ パニック発作
◎ 心臓がドキドキする。
◎ 汗をかく。
◎ 体や手足が震える。
◎ 体や手足がしびれる。
◎ 息苦しい。
◎ 息がつまる、窒息する。
◎ 胸が痛い、圧迫される。
◎ 吐き気、腹部のいやな感じ。
◎ 眩暈、ふらふらする。
◎ 自分が自分でない様に感じる。
◎ 気が変になるのではないかと思う。
◎ 今にも死ぬのではないかと思う。
◎ 寒気やほてり。
※四つ以上の症状が同時に起こり10分以内にピークに達する場合を「パニック
発作」という。
◆ 悩んでいる人は予想以上に多い!
このようなパニック発作や予期不安に悩まされている人は、予想以上に多いのです
。一〇〇人に二?三人の割合といわれ、パニック発作発症は二〇?三〇代が多く、小学
生や六〇代の例もあります。発症には、遺伝や性格的なものが影響し、仕事に熱中し
やすい、従順、素直、慎重、臆病、怖がり、自己中心的などの性格が関与するようで
す。
◆ パニック障害は必ず治る!
パニック発作を経験し、不安発作に悩んでいる方は、病院での検査で異常を見つけ
られないため、医学的に病気であることを認めてもらえず、余計に悩んでいる人が多
いようです。しかし、適切な治療をすれば必ず治る病気です。
パニック障害発症のメカニズムは、最近の研究で脳内の神経伝達物質のバランスが
崩れ、それがさらに自律神経の働きを乱し、動悸や発汗、息苦しさなどを起すことが
解っています。
不安をどのように止めるか、それがパニック障害の治療の最も大切なポイントです
。現代医学では、一般に抗不安薬や抗うつ薬を用いますが、これは脳に作用し、不安
を感じさせなくするものです。一度スイッチオンされた不安は、連鎖反応的に不安の
無限ループに入り込んでしまいます。このようなパニック発作の時には、抗不安薬な
どはたいへん有効です。しかし、このような薬を長期間服用することはやや問題があ
ります。そこで、是非とも漢方療法を試してください。