今年の梅雨入りは、やや早かったようです。梅雨入りしたら急に暑さが続き、今度
は急に寒くなったりと、暑い日と寒い日の温度差が大きく、この気温の変化で体調を
悪くした方もあったのではないでしょうか? 湿度が高いこの季節に体を冷やすと(エアコンや寝冷え等)、筋肉が大きく縮み、 筋肉の引き攣れや痛みを起こすことがあります。梅雨時は、首の筋違い(首を回すと 痛い)、神経痛(手や足がしびれる)など気を付けましょう。また、この梅雨時は胃 腸も弱りやすい季節です。食欲がない、腹が張る、便がすっきりしない、軟便、腹が ゴロゴロする、などは湿邪に胃腸が負けている証拠です。 今号では、胃腸の働きと関係の深い、体重の増減、特になかなか太れない人への特 集です。
大りたいけど太れない! |
消化吸収が弱いことを自覚して、なるべく温かく消化に良いもので、良く噛んで食べ
るようにしましょう。
摂食障害−拒食症
東洋医学で治す拒食症 |
ああ疲れた![特集]疲労 疲労は病気とは言えないまでも、生産活動を妨げ、いわゆる生活の質(クオリティ ー・オブ・ライフ”QOL)を低下させる大きな原因になります。休息をとれば回復 するはずの疲労が、いくら寝ても疲れがとれないのはどうしてでしょうか? そこでだるさ疲労の原因を考えてみましょう。 疲労の原因 (1)肝の働きが弱い 目が疲れ、首肩が凝り、睡眠不足な生活を送っていると、その疲れは徐々に肝臓に たまってゆきます。肝臓は物言わぬ臓器ですので、症状が出にくいものです。しかし 、気力はあるが何となくだるく夕方頃そのピークを向かえる、あるいは酒アルコール 類に弱くなるなどを感じてきたら、肝臓のお疲れサインが点滅中です。また、顔色が 赤黒いのもそのサインです。 [対処法] 肝臓は、血液を解毒し、体内の疲労物質を分解するところです。肝臓が疲れ働きが 悪くなると、これらの解毒や分解作用が低下し、目や首肩などに汚れた血液が滞るよ うになります。鍼灸治療は、このように滞った血液を流し去ります。そして、漢方薬 が疲れた肝臓をいたわり、働きを高めてくれます。
(2)胃腸の働きが弱い
(3)腎の働きが弱い |
自分でできる 即効指圧 その16 疲労
東洋医学では、腎は水分の代謝や排泄の働きだけではなく、生殖機能や生命のエネル ギー(精)が宿る臓器と考えています。このような重要な臓器が疲弊してしまうと、 まさに生命のエネルギーが枯渇し、生命活動が危うくなります。早めに対処しましよ う。
(4)気疲れ |