暑中お見舞い申し上げます。
暑い日が続きますが、皆さんお元気ですか。今年の夏は日本各地で病原性大腸菌に
よる食中毒が流行しています。ニュースを聞いていると、これは衛生管理の遅れたど
こか別の国の話ではないかと思われる程で、とても日本のできごとのようには思えま
せん。
◆ O157に負けるな!
原因はまだはっきりしないようですが、衛生面への過信もあるのではないでしょう
か。また、季節への配慮も大切です。梅雨から夏は、食中毒の最も起こり易い季節で
す。つまり、病原菌が、繁殖し易い時でもあり、かつ、人の胃腸も一年の内で最も弱
っている時なのです。
連日、感染源となった食物の解明についてマスコミが報じていますが、原因のはっ
きりしないケースが多いようですから、お母さんをはじめ、家族皆で自己防衛をして
いきましょう。また、食品の衛生面だけでなく、自分の胃腸の調子をよく見ながら日
頃の食事や生活面にも注意しましょう。そこで、今回はまず、特に胃腸に症状の多い
夏バテに対策を講じましょう。
◆ 特集 夏バテを吹き飛ばせ!
◇ その1 ――だるい――
だるさの原因は、暑さより湿気にあります。空気中の湿度が高くなると、体の中に
も、水分が溜まり易くなります。すると、足はむくみ、重くなります。また、胃腸に
も水分が滞り易くなり、消化が鈍り、下痢し易くなったり、食欲がなくなったりして
、全身がだるくなります。
夏バテのだるさを解消するためには、まず水分の代謝を良くすることです。そのた
めに、次のようなことを、心掛けましょう。
(1) 汗をかく(ただし、汗っかきでだるい人は、光和堂へ。水分代謝を調節する必要
あり)
(2) 水分の取りすぎに注意(のどの渇きに負けてしまう人は、光和堂へ。)
(3) 冷たいものより温かいものをたべる
(4) 冷房での冷やしすぎに注意
◇ その2 寝冷えに注意! ――夏風邪、下痢――
冷房や朝方の冷え込みで起こる症状は意外に多くあります。夏風邪や下痢だけでな
く、手足の筋肉や関節の痛みやむくみや腫れ、首の寝違えも起こることがあります。
子供だけでなく大人も気をつけなければなりません。