光和堂通信 第4号別紙1996年夏季号(Vol.1,No.4-2)1996.08.08
[予防と早期治療のために]
薬膳料理特集
夏バテを吹き飛ばす料理

● スイカの皮とスペアリブのスープ
○口の渇きをいやす、暑気払い、利尿効果に
◆ 材料(4人分)◆ スイカの皮(厚め):500g, スペアリブ:300g, 塩
◆ 作り方◆
(1) スイカの皮は赤い部分と緑の表皮を削り取り、4p角に切る。
(2) スペアリブは3p長さに切り、熱湯にくぐらせる。
(3) 沸騰した湯にAをいれ、中火以下の火加減で柔らかく煮る。
(4) (3)に(1)と塩を加え、スイカにスっと箸が通るぐらいまで煮て、味をととのえる。

● 五味子酢
 ○食欲増進に
◆ 材料◆ ☆五味子(ごみし):10g, 水:2カップ, ☆大棗(たいそう):5〜6個,  ☆枸杞子(くこし):5g
◆ 作り方◆
分量の水に五味子を入れ強火で沸騰させ、水に色がついたら大棗と枸杞子を入れて、 10分ほど弱火で煮たてる。最後に茶こしなどでこす。
◆ 利用法◆
酸味をきかせるとどんな料理にも調味料として使える。
また、水やお湯で好みの濃さに割ると、甘酸っぱいさっぱりした物になる。お茶がわ りに。
● 枸杞の天神みそ
○疲労回復に
◆ 材料◆ 梅干し(柔らかいもの):20個, かつお節:適宜, 枸杞子:10g, 五 味子酢(上記参照):大さじ2
◆ 作り方◆
(1) 梅干しの種をのぞき、梅肉だけをボールにあつめておく。
(2) (1)にかつお節と枸杞子を入れ、五味子酢をふりかけてよく混ぜ合わせる。
◆ 利用法◆
ご飯やお粥の友に、酒の肴に。野菜にディップとしてつけても。
◆ ☆印のものは生薬で、光和堂で入手できます。◆

● ジャガイモの梅干しかき揚げ
○消化促進、胃腸病に
◆ 材料(4人前)◆ 梅干し:4〜5個, ジャガイモ:3個, 薄力粉:1/2カップ,  揚げ油
◆ 作り方◆
(1) ジャガイモは皮をむいてマッチ棒くらいの千切りにし、水にさらす。梅干しは種 を取り、粗いみじん切りにする。
(2) ボールに水気を切ったジャガイモ、梅干し、小麦粉、水1/3カップを入れ、ざっく りとまぜる。
(3) 揚げ油を中温に熱して(2)を一口大にまとめて入れ、ゆっくりと火を通して揚げる。

● 夏の薬膳には、食欲増進、疲労回復のほか、体内の熱を取る効果や、余分な水分 を排出する効果のあるものがよいでしょう。
夏が旬の野菜や果物(ナス、トマト、キュウリ、スイカなど)では、寒性・涼性とい って体の熱を下げるので、冬には向かず、この季節に食べるようにできていますが、 冷房のききすぎた所にいる人、冷え性の人は過食を避ける他、スープにするなど温か くして食べる、生姜など温性のものと組み合わせて食べるなどの工夫が必要です。最 近は食中毒を心配してなんでも加熱して食べる人が多いようですが、結果的には意図 せずして冷え性を防ぐことにもなっているのかもしれませんね。
以下に、 夏バテをふせぐ食材 について幾つか解説します。

● 緑豆(りょくとう)
強い利尿作用があり、熱を冷ます作用が強い。のどが渇い て困るときにもよい。また、水腫を治す作用、中毒を除く作用があるとされ、高血圧 にも用いられる。中華の食材店で入手し、緑豆がゆや緑豆しるこにする他、手軽なと ころでは、緑豆モヤシや緑豆春雨を積極的に利用して食べるとよい。

● きゅうり
体に熱があり、口が渇くような場合に適している。体に炎症のある場 合によい。加熱して食べると利尿効果があり、カリウムが多いため食塩のとりすぎの 害を防ぐ。

★ (参考文献)
『台所漢方』根本幸夫著 緒方出版
『おいしい薬膳料理』林彩美著 家の光協会
『家庭薬膳』千頭一生著 大洋図書

● トマト
キュウリ同様体を冷やすので、喉の渇きをいやし、食欲のないときにも 消化を助け、胃を丈夫にする。また、高血圧や便秘に効果がある。


光和堂通信 第4号別紙1996年夏季号(Vol.1,No.4-2)1996.08.08
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