=========================================================================    【光和堂通信】予防と早期治療のために     メールマガジンテキスト版 2006/03/30 ========================================================================= ■ [目次]  ●お知らせ、トピックス(ホームページの更新情報) ★ 病気対処術《アレルギー(鼻)編》2006.03.17  ●お問い合わせ、関連リンク ========================================================================= ●お知らせ、トピックス(ホームページの更新情報)2005/11/13- ------------------------------------------------------------------------- ★ 病気対処術《アレルギー(鼻)編》2006.03.17 花粉症・アレルギー性鼻炎、体質改善を応援する漢方薬・鍼灸 http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/v2/kaze2.htm ★ 光和堂だより(デイサービス)NO.9 (2006/03/26) http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/ds/daysrv09.htm ★『お知らせ』4月より祝日は営業させて頂きます。 但し、5月3・4・5日はお休みです。 ★ 第40号2006年冬季号(Vol.11,No.2)2006.3.3 脚気と膝の痛み、膝水腫と滑液包炎、膝関節症の鍼灸治療 http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/v2/mag40.htm ★『お知らせ』12月31日(土)から1月5日(木)まで、年末年始のお休みと   させて頂きます。 ★光和堂だより(デイサービス)NO.8 (2005/11/14) http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/ds/daysrv08.htm ★病気対処術(風邪編)2005.11.15 風邪は免疫力で克服する、風邪の漢方療法 http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/v2/kaze-2.htm ★第39号2005年秋号(Vol.11,No.1)2005.11.13   白内障と紫外線、緑内障は視神経の病変、鍼灸治療は緑内障の進行を抑える http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/v2/mag39.htm ★【求人情報(鍼灸・あんまマッサージ師)募集、来春卒業予定者歓迎!】   (2005/11/23改) http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/v2/kyujin10.htm ☆上記より古いトピックスは、ホームページの トピックス、バックナンバー (1998−)を参照して下さい。 http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/v2/topics.htm ========================================================================= ★病気対処術《アレルギー(鼻)編》2006.03.17 堀口和彦 著、光和堂 発行 ◆ 花粉症・アレルギー性鼻炎 ◆ アレルギー疾患は様々な原因が複合している ◆ まず食生活の改善を! ◆ やはり食養生が大切! ◆ 鼻づまり(蓄膿症/副鼻腔炎)もアレルギー ◆ 体質改善を応援する漢方薬・鍼灸 ------------------------------------------------------------------------- [参照]ホームページ【著書・論文】 http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/v2/book.htm ◆ 花粉症・アレルギー性鼻炎  季節の変わり目である春と秋。中でも二月の節分から桜の花が散る頃までは、一 番のアレルギーの季節です。まだ、寒さは続きますが、木は芽吹き、地中では虫が 動き始めます。生物も一年の始まりです。自然界は、静から動へ、内から外へと移 り変わる時です。身体も自然の一部です。発汗や充血が起こりやすくなり、新陳代 謝が高まり、皮膚や粘膜の働きが活発になります。さらに、春の陽気は上から身体 を温め、のぼせを起こし、鼻や頭に症状を出しやすくします。そこに、多量の杉花 粉が飛来します。充血しやすくなった鼻や眼の粘膜は、たちまち反応して、鼻水や くしゃみが出て、眼が痒くなるのです。 ◆ アレルギー疾患は様々な原因が複合している  身体を外敵から守る免疫機能の乱れ、反応しなくてもいいものに反応することが アレルギーです。では、どうしてアレルギーになってしまうのでしょうか? 環境 の変化は、体に様々な影響を及ぼします。中でもアレルギー疾患は、最も機敏にそ の変化の影響を受けます。例えばアレルギー性鼻炎では、暖かい部屋の中から急に 冷たい外の空気に当たるだけでクシヤミが出ることがあります。このように環境の 変化が鼻炎を引き起こすのです。花粉症でも杉花粉だけでなく、ディーゼル車から の排気ガスも関与していることが判ってきました。さらに、私たちの身体そのもの も変化しています。それは、体を作る材料である食べ物が大きく変わってきたこと です。また、衛生設備の向上により感染症が減少するとアレルギー疾患が増加する という報告もあり、発展途上国での罹患状況からも肯けます。  このようにアレルギーは様々な原因が複合して起こる病気です。アレルギー疾患 のように問題が複雑に絡み合っている時は、まずできることから確実に改善するこ とです。そこで、自分の力でできることはなんでしょうか? ◆ まず食生活の改善を!  体質は、遺伝と生活習慣で作られます。遺伝子治療が研究されていますが、まだ 実用化はかなり先です。そこで、今できることは生活習慣を改善することです。そ の中でも、やはり食事は大きなウエイトを占めています。糖分・脂肪分・コレステ ロールを少なめにすることは、生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症など)の予 防にも大切です。コーヒーやココアは体によい面もありますが、粘膜を充血させる ため、鼻や目、のどや気管などの粘膜が敏感なアレルギー体質の方にはよくありま せん。さらに、唐辛子は最近ダイエットによいと話題になっていますが、これも粘 膜の弱い人には(痔にも)禁物です。これらは経験的な注意点です。  現代科学では実験的に、アレルギー反応を誘発し、アレルギー疾患全般を慢性化 させ、悪化させる食物が判明しています。粘膜や皮膚での炎症や痒みを引起すヒス タミンやロイコトリエンを含むものや、これらの原料になるものがあるのです。ま ず、牛肉や鶏肉などの肉類や、サバやカツオなど青魚やエビ・カニ・イカ・タコな ど魚介類で、いずれも鮮度が低いもの程アレルギーを誘発します。さらに、ホウレ ン草や山菜など灰汁抜きが必要な野菜や、ピーナッツやアーモンドなどのナッツ類、 ラードやスナック菓子などで酸化した油脂を含むもの、アルコール類もよくありま せん。 ◆ やはり食養生が大切!  貝原益軒は、養生訓で「飲食の養いなければ、元気うゑて命をたもちがたし。元 気は生命の本也。飲食は生命の養也。飲食は人の大欲にして、口腹の好む処也。其 このめるにまかせ、ほしゐまゝにすれば、節に過て必ず牌胃をやぶり、諸病を生じ、 命を失なふ」と記し、嗜好や食欲にまかせてはいけないと云っています。では、ど のような物を食べ、また、どのようなものを食べてはいけないのか。  さらに養生訓には、「凡ての食、淡薄なる物を好むべし。肥濃油脈の物多く食ふ べからず。」や「辛きもの過れば、気上りて気へり、瘡を生じ、眼あしゝ」とあり、 油脂の多いものを控えることや、辛いものは皮膚病を生じ眼に悪いなどと書かれて います。さらに、「食すくなければ、牌胃の中に空処ありて、元気めぐりやすく、 食消化しやすくして、飲食する物、皆身の養となる。是を以病すくなくして身つよ くなる。」とあるように、食べ過ぎを戒めて、腹八分目の実践を謳っています。 ◆ 鼻づまり(蓄膿症/副鼻腔炎)もアレルギー  鼻づまりは風邪を引いた時など、だれもが一度は経験のあるものです。口で息を しなければならないので、日ごろ息苦しく、夜は寝苦しく、朝にのどが腫れたり、 仕事や勉強中は思考や集中力が低下します。この鼻づまりの症状が慢性的あるいは 季節の変わり目になると毎年起こるような場合を蓄膿症あるいは鼻閉症と呼びまず。 また、一般に子供は鼻内の空間が狭く、特に副鼻腔というところで炎症が起こり、 鼻づまりを発症します。これを副鼻腔炎と呼びます。花粉症やアレルギー性鼻炎の 方は、蓄膿症に移行する場合がよくあります。  花粉症あるいは風邪でも初期は、一般に水っぽい鼻水が多く、中期から後期にな ると、鼻水は濃く粘りが強くなります。この時、鼻づまりを感じます。しかし、こ れは粘い鼻水がつまっているだけでなく、むしろ鼻の奥の粘膜が腫れ膨らんで、鼻 の中が狭くなっているのです。こんな時に強く鼻をかむと鼻内の圧力が上がり、そ の圧力が目や耳に伝わります。すると、病原菌や炎症が目や耳に広がり、結膜炎や 目の充血、耳閉や耳なり、中耳炎などを起こすことかありますので注意しましょう。 ◆ 体質改善を応援する漢方薬・鍼灸  食生活の改善や食養生の大切さは理解しても、それを実践し続けることは至難の 業です。養生訓が書かれた背景を察すると、実践していない人が多いからこそ、貝 原益軒はこの書を記したはずです。そこで、漢方薬や鍼灸の力を借りて一緒に体質 改善に取り組みましょう。  漢方薬は、アレルギー体質をより速く確実に改善するためにその力を発揮します。 体質改善を邪魔する便秘・生理不順・血行不良・肝機能低下や消化不良などの問題 を解決し、体全体をスムーズに改善に向けます。  鼻炎や鼻づまりは頭痛や頭重感を伴うことが多く、この場合は首や後頭部の凝り が関与しています。また、頚椎のずれが鼻づまりや頭痛を引き起こすこともありま す。このような場合は、鍼灸や指圧による治療を併用すると治りがぐっと早くなり ます。凝りや張りを去り血行を良くし、体に溜まったストレスも解消します。さら に、近年の研究で、鍼灸はアレルギーに関係する免疫機能や自律神経に働くことが 判ってきました。  このように歪みや滞りのない身体を作ることが、結果的に体質改善につながるの です。 病気対処術《アレルギー(鼻)編》2006.03.17 ========================================================================= ● お問い合わせ、関連リンク -------------------------------------------------------------------------   発行:      〒331ー0073 さいたま市西区指扇領別所 326-1      光和堂薬局・鍼灸治療院・通所介護      TEL:048-625-6848 FAX:048-624-1663      院長  :堀口 和彦 E-mail:kowado@mxt.mesh.ne.jp      HP担当:杉本 力  E-mail:sugichi_1000@ybb.ne.jp ------------------------------------------------------------------------ ★ ホームページはお陰様で訪問者が急増中で、28,000名 を越えました。   【光和堂鍼灸治療院・漢方薬局】:「病気予防と早期治療」の東洋医学向け http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/   【光和堂通所介護】(ディサービス):「介護予防とリハビリに」 http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/ds/ ------------------------------------------------------------------------ ■ 【光和堂】では、メールマガジンも発行5年目を迎えますが、    HTML版とテキスト版を発行しております。 http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/v2/melmag.htm   1【HTML版】バックナンバー http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/melmah/melmah.htm   2【テキスト版】バックナンバー http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/melmat/melmat.htm  ☆ 上記の1,2は、melma![メルマ]の配信サービスを使っています http://www.melma.com/   ★HTML版 カテゴリ:暮らし&健康/病気・病院 ID:m00003099     米国では、HTMLメールが主流です。 http://www.melma.com/backnumber_3099/   ★ テキスト版 カテゴリ:暮らし&健康 ID:m00010773 http://www.melma.com/backnumber_10773/  ☆ 上記の2は、BIGLOBEメルマガサービスも使っています 。 http://kapu.biglobe.ne.jp/   ★ カプライト版 カテゴリ:暮らし・生活・趣味(健康・医療) ID:1147     テキストタイプです。 http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/1147.html  ▼ 登録・退会は上記の各マガジンサイトにあるラジオボタンを選択、    「メールアドレス(半角)」を記入し、送信して下さい。 ========================================================================== ★ 関連サイトの【千里資料館】のホームページでは、21世紀の生活に役立つ各   種情報(園芸・俳句・写真・旅行・IT技術)を提供しております。 http://www.geocities.jp/sugichi_1000/   メールマガジンもHTML版とテキスト版を発行しております。 http://www.geocities.jp/sugichi_1000/melmag.htm -------------------------------------------------------------------------      このメールの無断転載を禁止します      Copyright(c) 2000-2005 by 光和堂鍼灸治療院 =================================================== Thank You ===========