=========================================================================== 【光和堂通信】テキスト版 2000/07/07 Vol.001(創刊号)        予防と早期治療のために =========================================================================== ■目次  ● 創刊のごあいさつ  ● お知らせ、トピックス(ホームページの更新情報)  ● 【光和堂通信】テキスト版  ● お問い合わせ、関連リンク ----------------------------------------------------------- ● 創刊のごあいさつ ----------------------------------------------------------- みなさんこんにちは。これは「光和堂のホームページ」内の 【光和堂通信】季刊(1995年秋期創刊)の メールマガジン(テキスト版)月刊です。 当初は縦書き3段組を印刷して配布していました。 ホームページ開設時は、スキャナーのイメージのままを載せていましたが、 途中よりOCRで文字変換し横書き2段組にしております。 このたびのメールマガジンは、段組なしでイラスト付きのHTML版と、 文章のみのテキスト版を同時に発行しますので、お気に入りの版を御購読下さい。 ご不要の場合は、脚注の[メルマ]ホームページより「退会」処理して下さい。 「光和堂のホームページ」には、営業案内、院長紹介、著書 (オンライン注文可)、論文(英文含む)、リンク集、FAQ、英語版等 があります。 その中から即時性のある話題を 「お知らせ、トピックス(ホームページの更新情報)」として紹介します。 ----------------------------------------------------------- ● お知らせ、トピックス(ホームページの更新情報) ----------------------------------------------------------- ★ 8月13日(日)〜15日(火)お盆休みです。(2000.7.7新) ★ 7月10日(月)〜15日(土)休診します。(2000.7.7新)     12日は診察しますが、院長は休診です。 ★ 7月6日(木)第2回「健康セミナー」開催(2000.6.15新) ★ 6月10日(土)〜12日(月)鍼灸学会(神戸)と国立民族学博物館(大阪吹田)   へ行ってきました。(2000.6.15改) ★ 5月18日(木)第1回健康セミナー開催 (2000.5.18改)     30人の参加者があり、盛況でした ★ 院長は「大宮市介護認定審査会委員」を委嘱されました (2000.4.27新) ★ 店の写真を更新しました (2000.04.22改)     外観、内部、その他に3分類しました ★ 第19号2000年春季号(Vol.5,No.3)  (2000.04.09 新)     花粉症/甲状腺の病気/指圧19:甲状腺機能亢進症 ★ 田中館愛橘記念科学館がオープンしました  (2000.1.15 新)     (二戸シビックセンター、ディジタルミュージアム)     (科学館メニュー、日本の科学者・技術者100人、医・薬、機械等)     杉本京太の紹介(院長夫人の祖父) (2000.1.15 新) ----------------------------------------------------------- ● 【光和堂通信】テキスト版 ----------------------------------------------------------- [参照]HP:光和堂通信 第19号2000年春季号(Vol.5,No.3) 2000.04.01 http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/v2/mag19.htm ◆ 花粉症、花粉症の人は食べない方がよい食品 ◆ 甲状腺炎、バセドウ病、橋本病、甲状腺癌 ◆ 自分でできる即効指圧その19 ◆ 腎の働きを正常にする鍼灸マッサージ治療 ◆ 民間薬その9 益母草 ヤクモソウ ◆ おいしい薬酒 龍眼ワイン ◆ 東洋医学ミニ知識 体が縮こまる寒い冬からやっと解放され、身も心もうれしい季節がやって来ました。 いかがお過ごしですか? 今年は杉花粉が非常に多く、花粉症の方にはっらい季節と なっています。(私もつらい。)でも、もう少しでつらい時期は終わります。桜の花 が散る頃には杉花粉の飛散も終わりです。 ◆ 花粉症、花粉症の人は食べない方がよい食品 花粉症には、どうしてなるのでしょうか? 今年は杉花粉が多いはずなのに、去年 より症状の軽い人や今年から突然花粉症になった方もいるのではないでしょうか?  花粉症は、花粉が引き金になっておこる病気で、排気ガスによる大気汚染も関与して いますが、真の原因は私たちの体にあるようです。 まず、遺伝的な要因です。これ は親子でクシャンクシャンしているから良く分かると思います。 しかし、これだけでは突然の発症がなぜ起こるのか説明がつきません。そこで、私 たちの食生活が二番目の大きな原因と考えています。特に、甘い物、コレステロール の多い物、脂肪分、アルコール、香辛料は、血液を汚し、毛細血管の多い鼻やのどの 粘膜を炎症充血させ、花粉症を悪化させます。花粉症やアレルギー体質の人は食べな い方がよい食品のリストを載せます。       ◇    ◇    ◇ 花粉症の人は食べない方がよい食品。 気をつけよう!  糖分(チョコレート・ケーキ・和菓子など)  嗜好品(コーヒー・ココア)  魚卵類(イクラ・カズノコ・明太子など)  魚介類(エビ・カニなど)  山菜類(タケノコ・ワラビなど)  アルコール類(日本酒。ビールなど)  香辛料(唐辛子・コショウなど)  油脂類(チーズ・バター・脂身など) ※野菜を中心にした食事を心掛けましょう。 ◆ 甲状腺炎、バセドウ病、橋本病、甲状腺癌 これからの季節、のどから胸元のおしゃれが気になる頃です。甲状腺は首の前、ち ょうどのどぼとけの下にあります。この甲状腺からは、甲状腺ホルモンが出され、体 の新陳代謝を調節しています。 甲状腺機能亢進症 いわゆるバセドウ病とプランマー病があります。プランマー病は甲状腺にこぶがで きて甲状腺ホルモンがたくさん分泌されて起こる病気です。これは日本では少ないの で、バセドウ病を取り上げます。 バセドウ病 眼球が突び出てくるのが特徴ですが、それ以前に動悸や多汗、だるさ、食欲亢進の 症状が現れ、よく見ると首の前面がはれいることで、病気が見いだされる場合が多い です。20〜30代の女性に多く、原因は免疫機能の異常によります。自分の体を守 り、外敵を攻撃するはずの抗体が、謀反を起こし自分の甲状腺を刺激して、甲状腺ホ ルモンを多量に放出してしまいます。その結果、体の新陳代謝機能が亢進し、動悸や 多汗、手足のふるえ、だるさ、微熱、イライラ感、不眠、食欲亢進、月経不順などの 症状を発症します。 甲状腺機能低下症 先天的な病気であるクレチン病がありますが、現在ほとんど発症していません。現 在では一般に粘液水腫といわれる病気を甲状腺機能低下症と呼んでいます。症状は全 身のむくみで特に顔に現れます。まぶたがはれ、眼が細くなったり、唇が厚くなった り、鼻が広く不格好になり、ぼおっとした顔っきになります。また、気力が無くなっ たり、動作が遅くなったり、口もゆっくりきくようになり、声が嗄れ易くなります。 さらに、皮膚が冷たくカサカサしたり、毛髪がもろくなり、抜け易くなります。 慢性甲状腺炎 橋本病は、甲状腺が慢性的に炎症を起こしたもので、進行すると甲状腺機能低下症 になります。橋本病の初期は、甲状腺がはれるだけで症状はありません。甲状腺全体 が大きく硬くはれるので、よく観察してください。 また、風邪の症状のように発熱とのど痛みが起こり、突発的に起こる甲状腺炎もあ ります。これを亜急性甲状腺炎と呼び、ウィルスによる感染が原因と考えられていま す。のどぼとけのあたりがはれ、触ると痛みがあります。 甲状腺癌 甲状腺のガンは、ほとんどが分化癌で悪性度が低く、早期に発見して手術してとっ てしまえば、再発や転移はほとんどありません。 東洋医学から観た甲状腺の病気 東洋医学では、甲状腺は腎と密接な関係があります。東洋医学でいう腎とは、いわ ゆる腎臓の泌尿系機能の他に、ホルモンの働きを担う内分泌系や生殖器系機能も含み ます。視床下部、下垂体、副腎、性腺、甲状腺、松果体、上皮小体などの働きを機能 調整するのが腎です。ですから、甲状腺も腎によってコントロールされているわけで す。 腎の働きが乱れ、その影馨が心や肝に及ぶと、動悸や多汗、だるさ、微熱、イライ ラなどの甲状腺機能亢進症が起こります。一方、腎の働きが極端に低下すると、甲状 腺の働きも低下し、甲状腺機能低下症を引き起こします。むくみ、皮膚のカサカサや 毛髪が弱く、抜け毛が多くなるのは、まさに東洋医学でいうところの腎の働きの低下 の現れです。 さらに、免疫機能も腎が大きな役割を担っています.近年、甲状腺の病気の原因が、 自己抗体が関与していることが解明されています。これも東洋医学でいう腎の働きの バランスが乱れ起こる現象です。 ◆ 自分でできる即効指圧その19     甲状腺機能亢進症 動悸・頻脈 肘の内側にある少海(しようかい)、手首の内側の神門(しんもん)と手首から3〜 5cm上の内関(ないかん)を痛さを感じるぐらいやや強く圧します。 甲状腺肥大 のどぼとけの後ろ3〜4cmの人迎(じんげい)とさらにその後ろの天窓(てんそう )を揉むように指圧します。 ◆ 腎の働きを正常にする鍼灸マッサージ治療 漢方・鍼灸と甲状腺病 甲状腺機能亢進症や橋本病では、甲状腺の大きなはれは、抗甲状腺剤や甲状腺ホル モン剤の服用によっても取り除かれない場合があります。このような場合は、鍬灸マ ッサージ治療をお勧めします。また、甲状腺の病気では、ほとんどの場合甲状腺ホル モン剤などを長期間服用しなければなりません。このような場合でも、漢方薬や鍼灸 治療は安全かつ有効に併用できます。漢方や鍼灸では、甲状腺の働きの調節をつかさ どる腎の働きを正常にし根本から治します。 ◆ 民間薬その9 益母草 ヤクモソウ 全草を煎じる。月経困難・無月経・腎炎に、さらに甲状腺機能亢進症にもよいです。 ◆ おいしい薬酒 龍眼ワイン 龍眼の甘みがまろやかに溶け合ったおいしいワイン。竜眼肉は、血を補い精神を安 定させ、不眠の解消や疲労回復に効きます。 《材料》 赤ワイン 750ml      竜眼肉  50g 《作り方》清潔で乾燥したびんなどの密閉できる容器に竜眼肉をそのまま入れ、赤 ワインを上から注ぐ。フタをぴっちりして保存する。一週間程で出釆上がり。 一力月たったら竜眼肉は取り出す。これは食べてもよい(美味)。 ◆ 東洋医学ミニ知識 東洋医学では、内臓を肝・心・脾・肺・腎の五つに分類します。その中でも肝・心・ 腎は、まさに肝心な臓器です。肝は、いわゆる肝機能の他に自律神経の働きも、心は 血液のポンプ機能の他に精神作用を、腎は水分代謝の他に、ホルモンと免疫の働きを 担います。 ----------------------------------------------------------- ● お問い合わせ、関連リンク ----------------------------------------------------------- 発行:   〒331ー0073 大宮市指扇領別所 326-1   光和堂鍼灸治療院   TEL:048-625-6848   FAX:048-624-1663   院長:堀口 和彦 E-mail:kowado@mxt.mesh.ne.jp   HP担当:杉本 力 E-mail:c_sug@d5.dion.ne.jp オフィシャルウェブサイト:   ホーム http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/   光和堂通信バックナンバー    http://www2r.biglobe.ne.jp/~kowado/v2/magazine.htm メールマガジン:   melma![メルマ]の広告付きメール配信サービスを使っています   ホーム・ポータルサイト Powerd by melme!   http://www.melma.com/   HTML版 http://www.melma.com/cat/00000210/   (暮らし&健康/病気・病院 10件中6番 ID:m00003099)   ▲ 米国では、HTMLメールが主流です。   テキスト版 http://www.melma.com/cat/00000125/   (暮らし&健康/etc. 63件中26番 ID:m00010773)   イラストはオフィシャルウェブサイトを参照して下さい   ▼ 登録・退会はメルマのウエブにあるラジオボタンを選択、     「メールアドレス」を記入し、送信して下さい ---------------------------------------------------------------------------   ♪ 『小さき窓額縁となり新緑映え』 このメールマガジンで使用している記号 、。:?!〜《》「」『』【】*§☆★○●◎◇◆□■△▲▽▼※〒→←↑↓♪@ 12345678901234567890123456789012345678          1         2         3         このメールの無断転載を禁止します         Copyright(c),2000 by 光和堂鍼灸治療院 ===========================================================================