目 指 せ ! 冷 え 解 消
冷えがいっそう気になる冬です。冷えの原因を知り、
温め上手になりましょう。冷えのサインは意外なところにありま
す。自分の身体を触れて体に潜む冷えをチェックしましょう。
<触って・感じて・体に潜む「冷え,チェック>
「気」タイフ…手足末端が冷える
典型的な冷えのタイプで、手足は冷えるが顔はほてるという症状
が特徴です。また肩こりを訴える方も多いです。ストレスや緊張
によって「気」が頭に集中し手足末端にめぐらず、そこに冷えが
入り、この「冷えのぼせ」状態が発生します。東洋医学では「気」
の滞りが原因と捉えます。これは、自律神経やホルモンのアンバ
ランスによるものです。
「水」タイプ…お尻や太もも、すねが冷える
このタイプの方は、体内でも特に下半身の水はけが悪く、そこに
冷えが入り症状を発生します。腰痛や坐骨神経痛を持っている方
が多いです。また、胃腸の働きが低下し便秘や下痢軟便の場合も
あります。東洋医学では、水毒あるいは水滞と呼び、水分代謝の
アンバランスが原因です。
「血」タイプ…おへその下が冷える
おへその下あたりに冷えを感じます。頻尿の方は膀胱炎に注意しま
しょう。生理痛や貧血のある方は、「血」が滞っているサインです。
血行不良や貧血が原因です。
「風」タイフ…背中が冷える
風邪の前兆です。また、喘息や気管支炎の方も肺の裏であるこの
付近が冷えます。
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小池和海の『経絡バカ一代』
そもそも"気"ってなんだい?
例えば、欅の大樹も最初は一粒の種子です。その種子の中に在る
「気」が、必要な物質を集めて大樹へと成長するのです。
このように、「気」とは物質以前の存在です。「気」は見えませ
ん。触れません。ただ感じるだけです。「気は心」などと言います
が心そのものではありません。ただ気の動くように心が動くだけで
す。心だけでなく体も気の行く方に動きます。尿に気が行くと急に
尿をしたくなることがあります。空腹に気付くとたちまち空腹が心
を占領します。気の動きとは「勢い」であり、「いのち」そのもの
です。
気は人体の臓腑、組織、器官を栄養するための血を巡らせます。
気の力によって巡る血が各臓器を働かせて、唾液や尿などを含むす
べての水分を調節・代謝しています。言い換えれば気の働き無しに
人体は機能しないということです。気が滞れば血が滞り、水液が滞
ります。滞りは痛みなどの異常となって体に現れます。
勢いをつけよう
例えば、仕事に疲れ居眠り半分の人でも誘われれば徹夜麻雀をし
たり、コタツの中で寒がっていた子供が、雪が降り出すと雪合戦に
飛び出したりしますね。体力を呼び起すのは「勢い」です。「火事
場の馬鹿力」などといいますが、非常時でなくとも実は力は出せる
のです。生き物すべてに平等に、この力は備わっています。病を治
すのも、自分の力を発揮して体の中に勢いを起こす事が第一なので
す。表面に現れている体力だけが体力の総てではない、潜在してい
る体力も体力なのだと自覚し、積極的に発してみましょう。
小池和海 鍼灸あんまマッサージ師
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あの頃私は若かったA
高瀬定夫さん
光和堂通所介護で毎週身体を鍛えています
← 皇居二重橋前にて
昭和21年1月8日(当時21歳)
ヤミ市の担ぎ屋で検挙され、東京地検に罰金3,000円を納
付した後だそうです。罰金を払ったが今思えば楽しい思い出だそうです。
蒲田糀谷3丁目にて→
昭和14年(当時14歳)
工場に住み込みでお勤めの頃、相部屋の同僚と撮影。高瀬さんは中央右です。
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