WOODLAND SCENICS の ROCK FACES(LK951)で岩肌(?)を作る Last Modefied 2001.11.03

なんとなく模型屋で見つけた岩面を作るキット。面白そうだったので買ってみた。
このページでは、作り方について、順を追って説明していく。


目次


キット内容

モールド、スポンジ、ヘラ、アースカラー(絵の具)と写真には写っていないが、軽量石膏のセット。
アースカラーは、黄土色、こげ茶色、黒色の3色。
スポンジは色を付けるときに使う(と後でわかった)。
ヘラはいまだに何につかうのかわからない。
石膏を混ぜるため? それとも流し込んだ石膏の盛り上がった部分を平にするため?
いっしょに写っている1円玉はサイズをわかってもらうためのもの。付属しているわけではない。

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準備

とりあえず、次のものを準備しよう。

その他にあると便利なもの。
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モールドの内側に石鹸水を塗る

さて、それではさっそく作成にとりかかろう。
まずは、石膏を流し込むモールドの内側を水で湿らせておく。石鹸水だとなおよい。
石膏を流し込んだときに、気泡を分散させるためとか書いてあったような気がする。
型から外すときもきれいに外せる。べつに筆で塗る必要はないが。

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石膏を溶く

次にモールドに流し込むための石膏を水で溶く。
取説には、石膏と水の量は「1カップの石膏と 1/3カップの水」。
「石膏を水にゆっくりと加えて混ぜろ」と書いてあった。

私の場合、まるで逆。石膏に水を入れて、その量は 1:3くらい。
少し多めに水を入れておいて後で捨てるほうが楽である。
取説のようにした方がうまく混ざるのであろうか(謎)。

石膏は流し込むモールド(大きい方と小さい方がある)に対して少し多めに使った方がよい。
写真を撮りそこなってしまったが、これでだいたい 50ccくらい。
小さい方の岩1個分くらいである。
説明書では、「まず石膏の入った袋を振って混ぜろ」と書いてあったが、そんなことはすっかり忘れていた。
でも結果、なんとかうまくいったのでよしとする。

取説には、「4〜5個くらいの岩が作れるだけの十分な石膏が入っている」と書いてあるので、マジで多めに使おう。
ぬるま湯の方が溶けやすいらしいが、水でもそれほど変わらないと思う。さすがに冬場はぬるま湯がよいと思うが。
写真のように(?)よ〜くかき混ぜよう。

混ぜ終わったら、しばらく置くと写真のように 3層に分離する。

一番下が水に溶けた石膏。真中が上澄み。
そして一番上が溶けそこないの軽い(?)石膏。この部分は役に立たないので、スプーンですくって捨てる。
固めた後にポロポロとくずれるので、まったくもって役に立たない。思い切って捨てよう。

ところで、ずぼらな私は石膏に水を加えたのだが、説明書では「水に石膏を入れてまぜろ」と書いてある。
そのようにすれば、3層に分かれることなくうまく混ざるのであろうか? 次回に挑戦である。

それで、3層に分離した一番上と真中の上澄みを捨てる。上澄の部分は少し残しておいて、再度まぜる。

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モールドに流し込む

石膏を混ぜたものをモールドに流し込む。
モールドはかなり反り返っているので、あらかじめ何かで周りを固定しておくとよい。
今ごろ言っても遅いって(?) ごもっとも。でも、まだ間に合う。
私の場合は、周りを割り箸で固めてみた。
で、石膏を流し込んだのが写真である。
ちょっと、水分が少なかった気がしないでもないが...。

余った石膏は、大きい岩の方に流し込んでおく。
取説には高級テクニック(?)として、「石膏をモールドに少しずつ流し込んで、小さい岩がたくさん作れるぜ」とある。

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待つ

モールドに石膏を流し込んだら、コーヒーブレイクである。

これ、一息ついてほんとに飲んだコーヒーだったりもする。

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モールドから取り外す

だいたい 30〜40分程度で固まって、モールドから取り外すことができる。

石膏を溶いて上澄を捨てたときに、残した上澄の量が多いと多少固まるまでに時間がかかる。

ただし、「色をつけるには一晩寝かしてよく乾かせ」と取説に書いてあるため、色を塗る前にじっくりと乾かそう。

これが固まってモールドから取り外した岩面。

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色を塗る

付属していたカラーを使って色を付けるとこんな感じ。
かなり適当に塗ってみたけど、石膏に絵の具が染み込んでくれてそれなりに仕上がります。

上のモールドから取り外した写真のものと形が違うけど、それはご愛嬌。
色の塗り具合を確かめるために、試しに色を付けてみたのだ。
本来ならば、レイアウトに組み込んだ後で色付けをするらしい。
キットに付属している色は、黒色、茶色、黄土色の 3色で、

(1)左上は黒色をベースに塗って、茶色を重ね塗り。
(2)右上は茶色をベースに塗って、黒色を重ね塗り。
(3)下は黄土色をベースに塗って、茶色と黒色を適度に重ね塗り。

写真では色合いがうまく表現できていないので申し訳ないが、(2)が色合いもよくて岩らしい。
(1)は線路に敷かれたバラストの黒い石が錆をうけて茶色くなった感じ。雰囲気はよい。
(3)は黄土色の粘土質っぽい岩としてはうまく色づけできていると思う。
その他、タミヤカラーなども試してみたが今ひとつ。水彩の絵の具の方がいいかもしれない。
付属しているアースカラーは量が少ないので、すぐになくなってしまう。
たくさん岩面が作りたい場合は、別途購入してこなければいけない。

塗り方としては、石膏に水分がしみこんでうっすらと石膏の白さが見えるくらいで塗っていくのがちょうどよいような感じだ。
ちなみに、今回はスポンジを使わずに筆で塗ってみた。
なぜかって?、スポンジの用途を知らなかったからだ。
後で説明書を訳してみて、スポンジで色を付けることが分かった。
また、色も水で薄めずに直接塗って、水で薄めてといった感じでやってみた。割とうまくいくもんである。
これも説明書を見直すまでは絵の具と水の比率なんてすっかり忘れていた。
ところで、はっきり言って大きい岩の方はスポンジで色を付けたほうが効率がよい。
筆では、時間がかかりすぎる。

というわけで、とりあえず完成である。めでたし、めでたし。
気が向いたらレイアウトに組み込んだ状態の写真を載せる予定。

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