平成15年12月中旬の呟き


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H15.12.11

■今日の出来事

 表稼業は2030頃まで。少々(精神的に)疲れ気味……。
 帰り際、駅の書店で「軍事研究」誌を購入するついでに以下の書籍購入。

・「密着報告 自衛隊」(加藤健二郎著 ぶんか社)

 帰りの電車の中で通読。Jウイング誌の連載記事を纏めたものだそうだが、「軍事研究」誌にも殆ど同一内容の記事を書いていたので、内容的には目新しい部分は無かった。
 自衛隊の装備品では無く、装備や部隊の実際の運用面に着目して、諸外国の戦場や訓練で実際に見た出来事と比較しているのがかなり興味深い。実戦を経験していないと言われる自衛隊が、実戦では「?」と感じられる訓練を実施している辺りはもちろん、逆に諸外国に比べて陣地構築や雪中行動の巧みさ、射撃の上手さ(これは二脚使っているからというのもありそう)で優れていると評価している辺り、公平な記述なのも良いと思う。

 軍事研究誌に関しては、イラクについ最近までNGOで行っていた方(あの「盾団」メンバー)の記事。実は現地はマスコミで騒いでいる程危険では無いという話。逆に、テロの報道の洪水でNGOが逃げ出していくので、一般のイラク人は迷惑しているとか。

H15.12.12

■今日の出来事

 表稼業。現在の職場で「目標管理」を行うことになるらしく、様式がメールで届けられていた。
 要するに成果主義の導入の前振りということなのかと。どう計るのかは知らないけれど。

 そう言えば冬の棒茄子が振り込まれていたので、何か買い物でもしようかと思い早めに帰宅しようと思ったが、雑務があり結局真っ直ぐ帰宅することに。2000頃撤退。

 某氏雑記より。(マクセルの)DVD-RAMは歩留りが悪いのかなぁ
 同社製DVD-RAMに関しては、過去2枚程不良品にぶち当たった事例があります。国内産DVD-RAMメディアとしては、あまり良くない印象。
 ちなみに出たメッセージって「ディスクに問題があり、再生以外できません」というものですか? 「ディスクが認識出来ません(以下ry)」であれば、初期化されている筈なのに、初期化されていない外れDVD-RAMという可能性があるのですが……。(確かこれもマクセルメディアで5枚組全て初期化されていないものがあったので)

■月姫 episode 10『朱の紅月』

 志貴の部屋を訪れた志貴とアルクェイドが遠野の屋敷を抜け出してデートの話。今まで、役目を果たした後は眠り続けていて、その時代時代の知識は得ていても経験に欠けていたアルクェイドが、これまでに無く長く起き続け、志貴と付き合っていくうちに感情というものが出て来たらしい。そしてその気持ちを志貴に包み隠さず話すアルクェイドが可愛いなぁ。
 そしてシエル先輩の過去が明らかに。アルクェイド達の敵らしい「教会」の手の者らしいというのは、これまでの話でも明らかだったが、もっと凄まじい過去があったのね。流石にここまでは予想出来ませんでした。シエル先輩が、志貴との日常を大切にしたかった理由はこれか。
 全てが終わったら、デートしようという志貴。でも多分、この約束は果たされることは無いんだろうな…。

 ところでアニメ誌には月姫DVDの宣伝が出ているのだが、それがシエル先輩のヌード(背中)何だか教会の手の者らしい入れ墨が沢山。遊園地の話で彼女が温泉に入らなかったのはそれでか?

H15.12.13

■今日の出来事

 午前7時半起床。文筆活動な一日。

 DDIポケットから無料で提供されているソフト、Venturi Client for AirH"をインストールしてみる。本ソフトウェアはインターネット上での通信プロトコル(通信手順)を効率良く変換することで、通信速度を向上させます。…という売り文句。
 実際に使用してみると、確かに早くなっている…ような気がする。

 そう言えば今日はPSXの発売日。
 RW系には興味は無いのだが、PC WATCHのPSXハードウェア速報レポートによると、極めてシンプルながら良く練られた機体であるらしいのだが…。

 フォームメールよりトップページから妄想記事へのリンク切れの指摘があった。
 ローカル環境では問題が無いのに? …と思って見てみると、妄想フォルダを転送し忘れていた(笑)…というオチがついていました。そろそろ第171話を全部アップロードしよう……。

■美少女戦士セーラームー(実写版)Act.11

 1〜2週間程観ていなかったか? 今までクンツァイトと思い込んでいたキャラがゾイサイトでしたか。順番的にはそれで当然なのだが、アニメ(と原作)のゾイサイトのイメージとは全然違う〜。
 愛野美奈子(セーラーV)。セーラーVの衣装も変身では無くて変装だったんですかい!
 月の世界での過去の話を知ったらしいうさぎちゃん達。ゾイサイトの罠にはまりマーキュリーとマーズ、そしてうさぎちゃんと一緒にやって来たジュピターまでもゾイサイトに操られ、セーラームーンは窮地に陥るものの、そこにタキシード仮面の介入が。ゾイサイトとタキシード仮面が同時に見たタキシード仮面とプリンセスのビジョン。これは一体何を意味するのか…って、本作を観ている人の大半は(小さなお友達であっても)バレバレなのでは無いかという気がする…。
 ところでクイン・ベリル様の愛を受け入れないというゾイサイト。彼が愛しているのはアニメ版のようにクンツァイト? それとも、原作の様に「マスター」に忠誠を誓うのだろうか。
■プラネテス Phase 10『屑星の空』

 予告どおり詳細版感想。…と言うよりはfj投稿記事そのものです。(正確には下書きなので少し違う)
 fj投稿記事及びスレッドに関しては、CCSFのプラネテス記事アーカイブの方に纏められているのでそちら参照。

CCSF News - プラネテス

■宇宙が見えます。ただ、それだけです。

 デブリ回収のため、ステーションを進発するトイボックス。フィーはタナベにハチマキと喧嘩したのかと話しかける。それ位彼女は元気が無かったのだ。
 一方ハチマキは何時も宇宙を眺めてぼーっとしているユーリに対して、何か言いたいことがある様子だが、エアコンの故障により、その話は中断されてしまうのだった。

○フィー姐さんもタナベとハチマキの関係を気にするようになりました。

○たかが空調。宇宙空間だとこれが故障するだけで、酸欠の危険があるんですね。^^;;;

■有給休暇は使いすぎても駄目だけど、全く使わないのも…

 ラヴィに有給休暇を全く取得していないことを注意されているユーリに、白いカーネーションが届けられる。
 トイボックスに飾るのだと聞き、どこかの新入社員にはこういう心が無いと、タナベのことを言うハチマキだが、タナベは全く聞いていない様子。
 男子寮でチェンシンにもタナベのどこが良いのかと問い質すハチマキ。
 彼女の真っ直ぐなところが良いと言うチェンシンに、ハチマキはなおも何か言おうとして、最近の彼女の元気が無い様子に思い当たるのだった。

○宇宙時代でも、時間指定の宅配便があるんですね。

○チェンシンが敢えてハチマキ経由でタナベのことを聞いたのは、タナベに彼氏がいるかよりも、ハチマキがタナベのことをどう思っているのかが気になったからだという気がして来ました。

■十分、切りました。ギガルトさん

 その頃、着脱支援装置無しで宇宙服を着る練習をしていたタナベは、ギガルトに目標とされていた十分を初めて切っていた。
 一方ユーリは資料課で、他社のデブリのデータをチェックし続けていた。

 細かいデブリの回収任務中、フィッシュボーンを寄せる様に言われたタナベ。
 ハチマキはフィッシュボーンの扱いを改めて注意していく中で、ギガルトの名を出したことからタナベは動揺。フィッシュボーンをデブリにぶつけてしまい、ハチマキはそれに巻き込まれて危うく命を落としかけてしまう。

 当然、トイボックスに戻って来たハチマキはタナベにお説教。
 仕事中に男のことでも考えていたのではとまで言うハチマキにタナベはそんなんじゃありませんと言うのだった。

○結婚して陸にでも帰れとか、男の事でも考えてたんじゃないのかとか、ハチマキのセクハラ発言が炸裂です。

■何も…無いんです。

 夜。トイボックスで落ち込んでいたタナベは、カーネーションを飾りに来たユーリと出会う。
 ユーリに対して、大切な人が突然居なくなるということを言う事を伝えたいのに、そのことを止められていると、自分の悩みを打ち明けたタナベ。
 ユーリは、大切な人がいなくなると、辛くも悲しくも無い。考えないことです。どんな者にでも必ず終わりは来る。そう考えなければ辛すぎると言うのだった。

 フィーにタナベがこっそり練習しているみたいだと教えられたハチマキがトイボックスに向かうと、出て来たユーリとタナベと鉢合わせしてしまう。
 タナベがユーリに教えて貰っていたのだと勘違いしたハチマキに、ハチマキが教える方が向いているというユーリ。
 ハチマキは、ユーリが自分のことを知っているのに自分はユーリのことを何も知らないと言い、ユーリが何か休みの度に調べものをしていることを知ったことを話し、こそこそすんなよと言うのだった。

○ユーリにとってもギガルトさんは大切な人の筈でここで言うのは…。あ、口止めされていたのは、ハチマキに対してだけなのだから良いのか。

○夜に別の男と居るところを誤解…ラブコメの定番です。

■白いカーネーションの花言葉

 翌朝。出勤したハチマキだがエーデル以外は無人。ユーリがエーデルに二重に送られて来た白いカーネーションをあげたと知り、最初からエーデルに渡す積もりだったのではと冷やかすハチマキだが、エーデルは白いカーネーションの花言葉が「私の愛は生きている」と言い、それを即座に否定するのだった。
 そして今日もユーリは資料課でデブリの資料を見続けていた。

 かつて高高度旅客機で妻と宇宙を旅していたユーリ。
 妻していたコンパスの蓋の裏に何か書いているのに気づくが、妻はそれを見せてはくれなかった。
 コーヒーを取りにキャビンを出たユーリ。だがその時、宇宙を漂ってきたネジのデブリがユーリの妻の側の窓に激突して…。

 課長のしていたお見合い相手の話から、ユーリが結婚しており、高高度旅客機の事故で妻を失ったということをタナベととハチマキは知らされる。

○第1話冒頭とこれで話が繋がりました。あの出て行った男がユーリだったんですね。

○ユーリの奥さんの声は桑島法子さんでした。

■ユーリを助けて

 仕事中、デブリを手にしたユーリは、かつて事故の後で妻の遺留品が何一つ見つからなかったことを思い出していた。そしてハチマキもユーリのことを気にしてぼんやりとしている中、一人タナベだけが順調に仕事をこなしていた。
 その時、小デブリ群が接近しているとフィーから連絡があり、ハチマキ達は一時待避することにするが、ユーリは漂うコンパスに手を伸ばして待避を忘れ、デブリ群と接触、意識を失い大気圏に落下しそうになってしまう。
 急遽フィッシュボーンでユーリ救出に向かうハチマキとタナベ。

 意識を失ったユーリは、誰かが呼びかける声を聞く。
 見れば、亡き妻が悲しげな顔でユーリを見ていた。
 そしてユーリの手を誰かの手が握る。

 意識を取り戻したユーリの手にはコンパスが握られていた。
 ユーリを確保したタナベ。摩擦で速度の落ちたフィッシュボーン。
 フィーはハチマキに上昇軌道を指示しようとするが、通信が切れてしまい、ハチマキは単独で上昇を試みる。
 そしてコンパスの蓋の裏には「Please save Yuri!」と彫られていたのだった。

 最終的に、フィーがアームを使ってフィッシュボーンを救出し、タナベ達は九死に一生を得た。
 そしてユーリは妻への手向けにと、白いカーネーションの造花を一輪だけ、宇宙へと流すのだった……。

○今回の話は、原作第1話の話を元にしたかなり重要な話なのですが、原作ではこの時点では登場していなかったタナベと、前回登場したギガルト(オリジナル)さんのエピソードを上手く盛り込んで、綺麗に纏めてくれました。この分だと、コンパスの話の後日談もきっちりとやってくれるのかと期待。
■プラネテス Phase 11『バウンダリー・ライン』

 これも、fj投稿記事ですので、上にあるアドレスからスレッドの方は読んで下さいということで。

■アバンタイトル

 遂にタナベにデートを申し込んだチェンシン。
 その様子を見ていたハチマキに、不格好なEVAスーツを着た男がテクノーラ社の場所を聞いてくる。
 その男、テマラはエルタニカという南米の小国の出身だが、ハチマキはその国を知っていた。何故なら、その国はクレアが生まれた国であったから。

○ハチマキが見ている前でタナベにデートを申し込むチェンシン。もう少しTPOというものを考えたらという気も少し。ひょっとしたらわざと? タナベの方もあれじゃ答えられないよなぁ…。

○タナベもハチマキに何度かモーションかけているのに、良くOKしたという気も。

○クレアは米国人だと思っていたら、南米出身だったんですな。^^;;;


■OP

 一部変更されていました。

・コンパスの裏蓋文字が出た
・みんなが歩いているシーンの色
・ハチマキの実家が出た

 ……くらいですか?

■まぁあなたって、そういう女よね

 不細工なエルタニカ製宇宙服に対してドルフ事業部長は関心を示すが、管制課長と資材課長はどちらが試験を担当するかで押し付け合いを演じるが、最終的にクレアが引き受けることになる。

 夜。バーでリュシーにチェンシンからデートに誘われたことを話すタナベ。
 リュシーは、オムツ男ことハチマキとはどうなのかと問う。
 好きな男はいるのかと聞かれただけみたいと答えるタナベに、そんなことは無いとリュシーは畳みかける様に言う。
 だが、先輩とは仲が悪いと答えるタナベに、好きなんだとリュシーは断言。
 タナベから、恋愛光線がハチマキに出ていると指摘するリュシーなのだった。

 ハチマキに、タナベの食事の好みを聞くチェンシン。
 ハチマキのそっけ無い受け答えから、逆に「後から返せって言われても返せないぞ」と釘を刺したチェンシンは、クレアとの関係を再度尋ねる。
 終わった話するんじゃないと怒るハチマキだが…

○あの宇宙服はナビスターとリンクする機能がついているそうで。ハチマキ達の宇宙服はトイボックス経由でデータ貰っている様子ですから、これって結構凄いかも。

○ここまで管制課長を悪し様に描く描写が続くということは、そのうち彼が失脚する話が出て来るんでしょうなぁ。

○前々回、リュシーはタナベに話があると言っていたのですが、タナベの方からチェンシンの話をしてしまったのですな。リュシーもリュシーで、わざわざハチマキの話を持ち出して、そちらにタナベの関心を向けさせようと試みている辺りが何とも。

■国のみんなにも食べさせてあげたいです

 テマラと食事をしていたクレアは、自分がエルタニカ人であると言われることに不服そうな様子で、バターを欲しがるテマラを蔑む様子で見る。

 ハチマキとデブリの整理をしながら、リュシーから聞いた恋愛光線の話をするタナベ。

 その頃クレアはテマラを連れ、宇宙服の試験を依頼して回っていたが、どこでも門前払い同然の扱いを受けてしまう。
 それを知ったハチマキは、自分が採用試験を引き受けると提案。
 クレアはどういう積もりとハチマキの真意を疑うが、ハチマキは面白そうと思ったからだとかわすのだった。

 デブリ課で宇宙服について説明するテマラ。
 小型宇宙船に近い機能とサイズを持つそれは、内部で煙草を吸うことすら可能だと聞いきテクノーラ社でこの宇宙服を採用するしたいと考えたフィーも乗り気となり、結局デブリ課で採用試験をすることに。

 試験中、ネジ止めの試験を上手くクリア出来ず、調整の上、翌日に試験持ち越しとなる。

 翌日、基本事項の試験をクリアしたテマラは地上に連絡を取り、テクノーラの採用試験を受けていることを告げる。そしてクレアがエルタニカ人だと言うのだった。

 宇宙服の試験のため、チェンシンにデートが出来ないと謝るタナベ。
 その頃クレアは、追い返せと言った筈だと管制課長に叱責されていた。宇宙服のテストは事業部長の許可を得ていると言うクレアに、事業部長にべったりだと嫌味を言われるクレアだった。

○タナベが恋愛光線の話をしたのは、ハチマキに自分を振り向いて欲しいからでしょうか^^;;;

○試験したことにして良いと言われたのに、余所を当たろうとするクレアさん。とことん真面目です。

○EVAスーツの名称はASTRO-DRUM El-Tanika Technica製らしいです。

○エルタニカというだけでスタートラインにすら立たせて貰えないというクレアの呟きがこれまでの彼女の苦労を忍ばせます。

○何よりも、煙草を吸うことが大事なんですな>フィー姐さん。

○エルタニカ製宇宙服、ドルフ事業部長も感心を示したように、小型化出来ないことを逆手に取って、逆に大型であるが故の多機能&運用のし易さを狙ったということで、実は意外と狙いは良かったのではという気もして来ました。

■エルタニカでは、誰も読み書きを教えてくれなかった

 宇宙環境試験に出たハチマキ達。タナベは、試験に協力したのはクレアのことが今でも好きだからかと問い詰める。
 同行したクレアは、試験を行っていたワクッチ湖で泳いでいたと言う。
 クレアは、宇宙服に書いてあったエルタニカ語を読むことが出来ずにおまじないと勘違い。8歳の時アメリカに出るまで、文字の読み書きが出来なかったのだと告白する。
 するとテマラも10歳で中国に逃げるまで、文字を知らなかったと告白。中国で学位を取った後で内紛と経済封鎖で荒廃したエルタニカに戻り、産業を興して国を豊かにするため、この地で宇宙産業を興そうと試みていると話すのだった。
 宇宙服の中に書かれていた文字。それは、研究室の皆の名前なのだった。
 そのことを知り、テマラから見ると、私は故郷を捨てて逃げて来たと呟くクレアだが。

○クレアの祖国は内戦でボロボロだったんですな。そんな国で宇宙産業に進出してしまおうというのは何とも無謀と言いますか。

○エルタニカ出身だと言われるたびに凄く嫌そうな顔をしていたクレアさんが、テマラさんの経歴を知り逆に罪悪感を感じてしまう変化が印象的でした。

■ギガルト先生には怒られたくないからな

 宇宙空間でのテストは無事に国際基準をクリアしていき、残るは日中の部分でのテストとなった時、ハキムが指揮する軌道保安庁の船が接近、連合の治安維持軍がエルタニカに侵攻したため、テマラ氏を保護すると告げる。
 ハチマキはフィッシュボーンを遠隔操作で動かしてしまい、故障と称して昼間の側に出てテストを強硬に続行しようとする。
 ハチマキ達を抑えようとしたフィーだが、トイボックスはオーバーヒートで動けない。
 クレアもハチマキを止めるが、やがて作業手順の短縮を指示する。
 そして軌道保安庁の指揮官であったハキムは、敢えて手を出さず、ハチマキ達の様子を傍観するのだった。

 テストは順調に進み最後は急減圧のテスト。
 減圧症に苦しむテマラは、中にある研究室のメンバーの名前を読み上げる。そしてそのリストの最後にクレアの名を読み上げるのだった。

 テストは無事に終了。テマラ達の作った宇宙服は、エルタニカ初の国際基準を満たした宇宙服となった。
 戻って来たハチマキに、…と話しかけるハキム。
 見逃してくれよというハチマキだが、流石にハキムはそれには応じない。
 しかしクレアは、テスト中のこの宇宙服とテマラ氏の生体データはテクノーラ社の資産であり、連合宇宙軍と言えどもそれを接収することは出来ないと主張するが、テマラは自ら保護されることを受け入れる。

 テマラはクレアに、あなたは逃げてなんかいませんと言い、宇宙に居続け、自分達の誇りとして輝いていて欲しいと言うのだった。

 最後に、一分間だけ地球を見ることを願うテマラ。そしてその願いは受け入れられる。
 宇宙服をテストした湖を宇宙から眺めながら、どうしてなんでしょう。ここからは国境線なんて見えないのに。ただ、地球があるだけなのにとテマラは嘆く。
 そしてその頃、テマラ達の研究所は連合軍によって爆砕されていたのだった……。

○減圧試験の際に、最後にクレアさんの名前を読み上げる辺りでほろりと来てしまいました。

○規則に五月蠅いクレアさんが、今度はそれを盾にとって軌道保安庁に逆らってしまう極端さが素敵。

○話の途中の時点ではもう少し明るい感じの話になるのかと思っていたのですが、連合治安維持軍の悪逆非道ぶりを描く話となっていたとは。宇宙からは国境線は見えないのに、地上では戦闘が続いていて、テマラ達の研究所も炎上。何とも後味の悪いラストでした。

H15.12.14

■今日の出来事

 午前8時起床。朝食後再び就寝。
 部屋を片付けていたら日が暮れてしまいました。

■ふたつのスピカ 第7話『宇宙学校入学式』
 宇宙学校への入学に辺り、ライオンさんとも別れることになったアスミは、自分が独りぼっちだったと告白したのがこれまでの展開からみてかなり意外。少なくとも、府中野君がいただろうに…と突っ込みを入れていたが、アスミは独りなんかじゃないというオチでした。しっかり心配して女子寮に入寮している訳でも無いのに待っていた万里香が可愛い。
 寮に戻って来るのが夜遅くなったからというだけで、何故か大騒ぎしたばかりか、名簿から圭ちゃんの電話番号を調べ上げて街中探し回る府中野君って一体。大体アスミが女子寮に帰って来ないという事実をどうして知っていた。やはり、ストーカーなのか?
■D.C. #22『素敵な思い出』

 クライマックスが音夢とさくらの話だけになっているのが気になっていたが、きちんとヒロイン一人一人にオチをつけてくれる様で、今回は頼子さんのラスト話ですか。島中の桜の木を枯れさせてまでも、音夢を助けようとしているのか、さくらちゃん。
 自分が人間で居られる時が後僅かなのを知り、カレーを大量に作り置きした頼子さん。彼女が居なくなった後で、冷凍されたそれを少しずつ、少しずつ思い出しながらこれを食べるのだろうと思うと、ちょっと悲しい。  とは言え、頼子さんは死んでしまったりした訳ではなく、元の飼い主のところに戻ってこれまでの良い思い出を伝えることが出来たのかと思えば、これもハッピーエンドということなのだろう。ところで、この話からすると病弱な女の子が好きだった少年は純一ということだろうか。そうであれば、彼女が純一と巡り会う後日談とかは無いのだろうか。
■君が望む永遠 第九話

 一度は遙にはもう会わないと水月に約束したものの、結局は遙を見舞い熱いキスまで交わしてしまった孝之。水月の待つ家に帰りたくなくて、雨の街を当て所も無く彷徨う孝之。今、彼がすべきことは何なんだろうか。今まで支えてくれていた水月に感謝しつつも、彼女を敢えて突き放すのか、それとも水月を選ぶのか。少なくとも、彼の今の行動を見る限りにおいては、遙が目覚めた今、水月の側では孝之は心の平安を得られない気がするのだが。
 明確に示された訳ではないが、大空寺あゆの正体の一端が明らかに。孝之にずっと馬鹿にされ続けていた彼女だが、孝之の変化を見て気になり、捜し物を手伝ってやるとは良い奴じゃないか。
 茜の孝之に対する物腰が急に柔らかになったのも気になる。これで良いんだよねって、彼女は一体……。
 ラストで時間の経過に遙が気がついた様子。次回は修羅場かな?

H15.12.15

■今日の出来事

 探偵学園Q風味のミステリーな夢を見たのは良いのだが、どうして登場人物がゴーダンナーの面々なのだ。

 表稼業。順調に進行していると思っていた仕事が、先方の都合で止まっていたことが判明。
 その所為で、本来する必要の無い交渉をする羽目に。そもそも向こうが悪い(…と、向こうも言っていた)のに、どうして向こうの方が偉そうなのだ。2015頃撤退。

H15.12.16

■今日の出来事

 表稼業。午前中は外勤。某団体でヒアリングに同行。
 昼食は忘年会代わりに豪華昼食。2130頃に撤退する。

H15.12.17

■今日の出来事

 表稼業は雑務を片付けていたらそれだけで一日が経過してしまった。
 2100頃に撤退。
 帰り際、ゲームラボを立ち読みしたら、Winny関係の記事が一切掲載されておらず、例の事件のことすら書かれていない(コラムで一言触れてあった位)だったのは、色々と対策ということなのだろうか。

H15.12.18

■今日の出来事

 表稼業は2100頃まで。来月の出張予定が決定。
 どうにも疲れて、裏稼業の方がさっぱり進まない…。

H15.12.19

■今日の出来事

 昼休み、外食ついでにでかいカメラに立ち寄り、トナー購入。
 表稼業。現在進行形の仕事につき、わざわざ手続きが面倒になる様な方式にするように指示される。
 その方がお金も時間も余計にかかるのに…。
 別件の仕事も納品日。だが、他にも色々と雑務が残っているので、こことはもう暫くのつきあいとなる。2030頃撤退。

H15.12.20

■今日の出来事

 午前8時起床。「プラネテス」記事書きの他は終日黒ミサの準備。
 録画映像チェックを今までポータブルDVDプレーヤーでやっていたのだが、思いつきで録画PCにインストールされていたPowerDVDで再生してみた。こいつは、DVD-RAMにも対応しているのである。
 マウスホイール(トラックボールなんだが)の操作で正逆可変速となり、ホイールを押すと静止画となるのか。
 エンターキー一発で如何なる状態からも再生。レスポンスが非常に良好。これからこの環境でチェックした方が良いか?

■プラネテス Phase 12『ささやかなる願いを』

 例によってfj投稿記事の下書きです。^^;;;;

■トイボックスはオーバーホール中

 月面でオーバーホールを行うことになったトイボックス。ラヴィに価格交渉を任せ、煙草を吸いにフィーは喫煙室へ。
 その頃喫煙室で落ち着かない様子で煙草を吸っていた男は、鞄を置き去りにそこを後にする。
 喫煙室へ向かうエレベーターに乗り込んだフィー。その時、喫煙室に仕掛けられた爆弾が爆発。
 破壊されてしまった喫煙室の前で、フィーは宇宙防衛戦線の仕業だと聞かされる。

○ラヴィが接待として口にしていた、日本式の亀と兎が云々と言うのは何だろう?

○一応、大手企業の筈なのに修理代一つ交渉する必要があると言うのが悲しすぎます。

○宇宙の環境を云々する人が煙草吸うのはどうかと。

■確認事項でしたでしょうか?

 ISPV-7に居残っていた課長補佐とハチマキは商品課の発注ミスによるノーラ君グッズの直しの作業中。
 休暇を取っていたタナベがデートに出かけたらしいとエーデルに教えられ、ハチマキはやきもき。そして課長補佐はデートの相手を色々想像。
 そこにやって来て、課長補佐の言葉を否定したリュシーは、ハチマキに時間を頂けないかと言うのだが。

○ノーラ君グッズの山を見て、てっきり内職でもしているのかとばかり。

○リュシーがわざわざデブリ課まで来てハチマキを誘い出した真意は? タナベに焦らせようとでもしたんでしょうか。

■先手を打って……

 ISPV-7で軌道保安庁と合同での一連のテロに対する会議。
 ISPV-7の軌道には不審船は無いというハキムの報告などから、宇宙防衛戦線の次の標的が、堅固な構造であるISPV-7では無く建造中のISPV-9であると判断した防空司令は、レーザー衛星をISPV-9に差し向ける様に指示。同時に、液化純酸素タンクを用いる環境システム整備のための工事を繰り上げて行うことを決定し、この軌道さえ守れば地球は安全ですと豪語するのだが。

 別の喫煙室で煙草を吸おうとしたフィー。だが、テロリストが喫煙室に爆弾を仕掛けるのを常套手段としていることから、先手を打って喫煙室そのものを全部取り壊してしまったことを知り唖然。その上、嫌煙運動家らしい男に宇宙空間で煙草を吸うことについての嫌味を散々聞かされることになるのだった。
 女子トイレで愚痴りつつ、人が居ないのを良いことに、煙草を吸おうとしたフィー。
 だが、ライターの火をつけた瞬間に、スプリンクラーが作動してしまい、ずぶ濡れになってしまうのだった。

○幾ら何でも、火災報知器が敏感過ぎるのではないかと。^^;;;;

○嫌煙家の台詞で「日本人には多いって聞いたけど」の辺りは削除された様です。

■ただ会って食事するだけなんだし

 ブティックでチェンシンと食事をする時のためのドレスを試着していたタナベだが、気合い入りすぎと一端店を出たところ、ハチマキが喫茶店に居るのを目撃。
 店内に入ると、なんとハチマキとリュシーが一緒で、リュシーがハチマキに彼女にしてくれるだけで良いの言っているのを聞いてしまい、タナベは店を出てしまう。
 実はリュシーはハチマキにタナベを彼女にする様に薦めていた。
 チェンシンのことが好きだからというリュシーの言い草に怒るハチマキ。だが、リュシーはタナベがハチマキのことを好きなのだと言い、タナベのことをしっかり掴まえててやってと言うのだった。

○チェンシンとのデートに着ていく服だと頭では判っていても、先輩に笑われることを気にしているタナベ。つい、誰に見て貰いたいかの本音が。

○別件で自分以外の女(男)と会って誤解するとはラブコメの定番ネタですが、リュシーが面識が殆ど無いハチマキ相手にここまでズバリと言い切るとは。予想範囲の行動をあっさりと上回ってくれました。

○ハチマキ、しっかりとタナベが見ていることに気がついてましたな。

■張り切って一服するって何か矛盾してる

 どうあっても煙草を吸いたかったフィーは、遂に都市の外に出て隣の坑道都市にまで煙草を吸いに出かけてしまう。
 隣の坑道都市の喫煙室。喫煙室の前で出会った男を見て、しっかりと握手したフィー。
 しかし、男が喫煙室の中に置き去りにしていた鞄が白煙を吹き始めたのを見て脱出。
 予想違わず、喫煙室は再び爆破されてしまうのだった。

○Aパートの終わりは、フィー姐さんの高笑い。怖い…。

■今度は振られないようにして下さいね

 ISPV-7に戻って来たトイボックス。ISPV-7は環境整備工事のため、余圧区画は火気厳禁。

 チェンシンにデートを申し込もうとしたリュシーは、タナベとチェンシンの写真を見せられてしまう。

 その頃デブリ課ではタナベとハチマキが、タナベがチェンシンとデートしていたことと、ハチマキがリュシーから告白されたと誤解したこと、そしてハチマキがそれを否定しなかったことから痴話喧嘩に発展。
 物の投げ合いの挙げ句にフィーのスモーカーズシートを故障させてしまう。

○意外にもタナベとデートした時の写真を他のパイロット達に見せているチェンシン。既成事実作っちゃおうということでしょうか。

○原作とアニメ版の大きな違いとして、「仕事に出かけている期間」というのがあって、長期間宇宙に出っぱなしの原作と異なり殆ど日帰り仕事のアニメ版において、フィーが煙草が据えない苛々をどう募らせるのかなと思っていたのですが、次から次へと煙草が吸えない状況が作り出されているのに苦笑。会議で話していた環境整備工事まで、煙草が吸えないネタとはと思ったのですが…。

■今日は人類から宇宙から撤退する記念日となるだろう

 煙草を十数日吸うことが出来なかったため機嫌の悪いフィー。
 仕事中、二人きりでトイボックスに居たくないとタナベ達と共に外に出ていたユーリは、回収しようとしたデブリから電波が放出され、映像を中継していることに気づく。
 その映像は、宇宙防衛戦線から全宇宙へ向け、人類が宇宙をも汚そうとしていると糾弾、月での一連の爆破事件は始まりに過ぎず、今日が人類の宇宙撤退の記念日となるとのメッセージを放送する。

○放送中、これまでの話に登場したゲストキャラ達のその後が。労働ビザを上手く手にしたらしく、ヘリウム採取の仕事をしている忍者達、相変わらずのノノたんやコリン。地球の農場で働いているシアの両親等々。

■切れちゃうぞ〜

 通信衛星にはノズルが3本もつけられており、タナベ達の目の前でISPV-7との交差軌道へ向け加速を始める。宇宙防衛戦線に喫煙の邪魔をされつづけていたフィーは切れ、通信衛星を追跡すべくタナベ達を置き去りにトイボックスを加速させる。
 本来であれば衝突の衝撃に耐えられたであろうISPV-7は、環境整備工事中であるために、衝突の衝撃で爆発四散しまうと告げられた防空司令は唖然。

 ハチマキは、テロリスト達の目的はステーションを爆破し、発生したデブリがデブリを生む、ケスラー・シンドロームを起こさせることだと気づく。ステーションが爆破された場合、地球は宇宙から完全に断絶してしまうのだ。

 レーザー迎撃は通信衛星がランダムで回避行動を取るためかわされ、ミサイルが命中する予想時間はステーションとの衝突後。そして左舷レーザーでの迎撃が何をしていると言おうとした司令は、それをISPV-9へ向かわせてしまっていたことに気づく。

○原作と同じ展開なのですが、防御態勢が通常より弱まっていたり、本来であれば衝突に耐える筈のステーションが、ちょっとした衝撃で爆発する状況になっている等、細かい点で変わっていますね。やっぱり、あの程度のデブリで、ステーション毎爆発させるのは無理だということでしょうか。

○何時攻撃しているんだと思いましたが、そうか、レーザーって見えないんですね。

■危機の中の告白

 ステーションの爆散に伴うデブリから逃れるため、タナベに救命ポッドに入る様に言うハチマキ。自分は高度を上げてやり過ごすと。
 渋るタナベにチェンシンが悲しむというハチマキ。
 しかしタナベもリュシーが悲しむと引かず、ハチマキは実はリュシーには、タナベをしっかりと掴まえて置くように言われただけだと告白するハチマキだった。

○おおっ。このタイミングで真実を告白しますか。原作における一大イベントと、タナベとハチマキの関係における一大イベントを実に上手く絡めました。

○タナベを脱出カプセルで脱出させても、ケスラー・シンドロームの嵐の中では救出不可能なのでは…と思ってしまったのですが。それとも、大気圏に突入させちゃうのかなぁ。

■ジャストミート!

 その頃、オーバーホール直後でありながらも急加速に耐えられず、崩壊していくトイボックスを操り、衛星がステーションに衝突する直前に直撃させたフィー。

 その一部始終を見ていたハキムはトイボックスの名を忌々しげに呟いていた。

 衛星はステーションから外れ、トイボックスと共に大気圏に突入して消滅。

 大気圏突入前に、脱出カプセルで脱出し無事だったフィーは、大海原にゴムボートで漂っていた。
 フィーの無謀さを通信を通して非難するデブリ課の面々にフィーは「みんな、生きてるって素晴らしいね」と言い、実に美味そうに煙草を吸うのだった。

○出ました、フィー姐さんの決め台詞! 単なる絶叫調では無く、アニメ版の普段の口調に合わせた感じのイントネーションでした。

○計画が失敗に終わった時、舌打ちするかのようにトイボックスの名を呟いたのはハキム。そしてステーションの防御態勢を弱める様な報告を行ったのもハキム。…と言う訳で、ハキムの正体の一端が明らかとなりました。

○しかしあのタイミングだと、トイボックスがステーションに激突する可能性もあったんでは…。

○トイボックスが無くなってしまいました。次回から地上編ですな。