スカイガールズ 第5話「よろしく! ゼロ」レビュー及びミニ聖地訪問4



はじめの呟き

 ……と言う訳で、聖地訪問も4回目、第5話の分となりました。今回も八景島シーパラダイス、前回は遠景でだけ登場した水族館、アクアミュージアムが中心です。  流石にニュースサイトは同じネタを何度も取り上げてはくれないようですが、某巨大掲示板にアドレスが晒されたり、検索などでそこそこ訪問して頂ける方がいらっしゃるようです。ありがとうございます。
また、舞台探訪のはてなグループに参加しました。既に、うち以外にも聖地訪問されている方がいらっしゃるようです。私より写真が上手いので、そちらの方がお勧めかもしれず。リスト::舞台探訪 - スカイガールズ
 恒例ですが、fj.rec.animationに投稿した記事も掲載しました。長々しい雑感を読みたくない方は、 聖地訪問へ飛んじゃって下さい

 コメント等がありましたら、下からどうぞ。

|


↑Web拍手ボタン(コメントも記入出来ます)

スカイガールズ 第5話「よろしく!ゼロ」感想
●全体を通して

 それまでの兵器体系から考えるとあまりにも異様。そして女子しか乗れない風であったり、稼働時間の制限がきつかったりと、兵器として問題がありそうなソニックダイバーを問題視する上層部がいるというのはまぁ当然。
 そんな訳で部隊存続をかけたお披露目会(ただし、音羽と可憐はそのことを知らない)です。自分一人が目的意識を持っていると思って、自分の居場所を奪われまいと焦っていた瑛花が、目的を持っているのは自分だけでは無いと気づいて一気に丸くなる辺りが中々良かったです。遼平もスケベ野郎と思ったら、音羽のことをきちんと心配していた良い奴だ。
 いよいよ正式に任官した音羽達。ですが、何だか事態はきな臭い方向に向かっているようで。零神も知らされていなかった装備があるのはともかく、何だか謎の部分があるようで、この辺りは今後の謎という奴ですな。

●解散の危機

緋月「ですが、それはあなた自身の見解に過ぎない。莫大な予算と、多大な犠牲を要してソニックダイバーが開発されたのは、兵器としての有用性があるからです。ならば、上が火器演習の公開を求めるのは必然。違いますか?」

 緋月少尉から、軍上層部の視察と、兵器としての有用性を示すため、火器演習の公開を求められている話を聞かされ、怒る冬后中佐。彼女達が飛び始めて未だ一月であることに加え、冬后はソニックダイバーを兵器とは考えたくなかったのだが、莫大な予算と犠牲により開発されたソニックダイバーの開発された理由を緋月に言われると反論は出来ないのでした。
 追い討ちをかけるように、緋月は視察で成果を示せなければ、ソニックダイバー隊の解散の声もあると言い、それを瑛花が聞いてしまう。
 多大な予算を使ったのは想像できますが、犠牲も払っているらしいソニックダイバー。確かに、瑛花がコントロール不能になったりしたところを見ると、開発過程での事故も多そう。中には、機体から切り離されてしまった娘もいるのかも。

●確かに相「棒」だ

音羽「島に居た頃からの日課なんだ。あたしと、相棒の」
遼平「相棒ねぇ…」

 零神の整備に勤しむ遼平。そこに、愛用の木刀を持って音羽が現れる。
 かけ声で整備を邪魔され、怒る遼平。しかし、音羽が一緒にいることは嫌でなさそうです。何だか、顔まで赤らめているし。もう惚れたのか、早っ。

●6つの課題

七恵「今表示しているフォーメーションを当日皆さんに披露して頂きます」
音羽「これを全部?」
冬后「未だ一月もある。何とかなるだろう」
音羽「む…。他人事みたいに」
冬后「でもな、これで良い所見せりゃ、アローエンジェルスみたく世界巡業だって夢じゃ無いかも、だぜ」

 ブリーフィングルームで冬后中佐から一ヶ月後のデモフライトの話を聞かされた音羽達。当日の課題は、6種類のフォーメーションを軍のお偉方に披露すること。
 難しい課題だが、良い所を見せれば世界巡業も夢ではないと言われ、音羽は嬉しそう。しかし、ソニックダイバー隊の解散の危機を知る瑛花は、退席してしまうのでした。
 アローエンジェルズのことを知っていた可憐。元々知っていたのでは無く、きっと関連情報を一生懸命勉強したんだろうなぁ。

 示された課題は、左上から横に

・ローアングルキューバン ロールオンテイクオフ
・バーティカルキューピッド
・デルタループ
・チェンジオーバーターン
・レインフォール
・デルタロール&ダントンロール(?)

 ……の6種類。大体は、現実のアクロバット飛行の演目であるようですが……


●適性と技量は別物

遼平「こいつ、褒めてやりたい位下手くそだな」
嵐子「それもあるけど、一条さんは元バリバリの戦闘機乗りや。音羽ちゃんや可憐ちゃんと差出るのは、しゃーないやろ」
晴子「それだけとは限らへんで」
(中略)
可憐「音羽さん。未だ始めたばかりじゃないですか。ドンマイです」
音羽「だよね」
瑛花「あなた達、そんな軽い気持ちでいる訳!?」

 まずは、シミュレータで訓練を開始する音羽達。しかし、音羽と可憐は瑛花に比べて操縦技量が低いのは歴然。
 シンクロ率(違)が異常に高いはずの音羽が、操縦技量では下手すると可憐よりも低く見えるのは意外でした。適性と技量とは別問題なのね。

 差が出るのは経験の差だけでは無いという晴子。
 何のことかなと思ったら、どうも瑛花に比べると音羽や可憐が軽い気持ちで訓練に望んでいるように、晴子も感じたということかな。

 シミュレータの稼働限界により訓練は終了。
 まだ始めたばかり、と励まし合う可憐達に、苛立つ瑛花を冬后は一人、呼び出します。

●コック兼任

たくみ「僕の実家、食堂でさ。料理作るの…」
音羽「得意なの?」
たくみ「腕前はまだ全然。だから、修行も兼ねて、ここを手伝わせて貰うことにしたんだ」

 食堂に入った音羽と可憐の前にエプロン姿のたくみの姿が。
 実家が食堂のたくみは、修行も兼ねてここを手伝うことになったとか。
 単に人手不足だからのような気も。

 ところで壁に値段表がありましたが、軍隊なのに食事に金取るんですか?

●一人はみんなのために

冬后「無駄なプレッシャーかける必要も無いだろう。あの二人まで、お前みたいになっちまったら」
瑛花「私がプレッシャーを感じていると!?」
冬后「違うのか?」
瑛花「でしたら、プレッシャーを克服してみせます。私には、ここに来た、明確な目的があります。ソニックダイバー隊を解散させる訳には行きません!」
冬后「なら、デモフライトを成功させるしか無いよな」
瑛花「もちろんです」
冬后「そう思うんなら、他の二人に合わせる、なんて考え方、改めようや」
瑛花「え…」
冬后「お前達はチームなんだぜ」

 瑛花を一人呼び出した冬后は、瑛花の訓練での音羽達への指導の仕方に苦言。それを音羽達のレベルに合わせろと誤解する瑛花。
 最初のブリーフィングで、部隊の存続がかかっていることを話していなかった冬后中佐。プレッシャーをかけまいという意図からですが、みんなを引っ張っていかないといけない瑛花が、真っ先にプレッシャーから苛立ってしまっているということですな。何だか、初飛行の前のツンツンしていた瑛花さんに戻ってしまいました。
 「お前達はチームなんだぜ」正論ですが、一体どうすれば……。

●それぞれの目的

瑛花「もし、ソニックダイバー隊が無くなったら、あなた達、どうする?」
音羽「えー!? ソニックダイバー隊、無くなっちゃうんですか!?」
瑛花「もしよ、もし」
音羽「良かった〜。世界巡業、出来なくなるかと思っちゃった」
可憐「音羽さん」
瑛花「そんなこと、真面目に」
音羽「瑛花さんは、飛びたく無いんですか? 世界の空」
瑛花「そう。あなたにはあなたなりの、立派な目的があるのね」

 夕方の海を楽しそうに泳いでいる音羽。海があると泳ぎたくなってしまうのだそうで。
 砂浜に座り込んで途方に暮れた様子の瑛花の横に腰掛けた音羽。
 そして、自転車で姿を現した可憐に、この二人が自分のことを心配していると瑛花は気づきます。
 そして、音羽の空を飛びたいという願い、可憐の人の役に立ちたいという想いを知った瑛花は、この二人もここに来た目的があることに気づきます。
 冬后中佐が瑛花に忠告したかったのは、このことなんですね。

 どうでも良いですが、音羽の水着はワンピースの水着ですが、微妙にハイレグで露出が多めですな。後のシンクロ訓練で三人とも着ていたので、軍正式のようですが。
今週の脱ぎ役:音羽

●変わった瑛花

瑛花「さっきの隊形距離、悪くなかったわ。あの感じを忘れないで」

 それからの訓練では、瑛花の音羽達の態度に明らかな変化が。
 そしてある夜、瑛花はネットを検索していたあることに気づく。

●今週の八景島シーパラダイス

音羽「シンクロナイズドスイミング?」
瑛花「そ。シンクロのルーティン競技において、もっとも必要とされるのは、他の競技者との同調性。即ち、コミュニケート能力」
瑛花「それはデモフライトも同じことだわ」

 以前、ジェットコースターでの訓練を実施した八景島の遊園地跡地へとやって来た瑛花達。
 本日の目的は、やはりコースターの訓練……では無く、瑛花の発案で、水族館を借り切ってのシンクロナイズドスイミングでコミュニケート能力を養う訓練なのだった。水中で、実際の演目と同じように泳ぐ音羽達。

 冬后もその提案を受けた時は冗談かと思ったものの、成果は上々。
 演目を実際の飛行で演じられるまでにチームは成長した。

 三人が訓練を行ったのは、おなじみ八景島シーパラダイスのアクアミュージアムですな。ところで、三人が訓練していないのに、コースターが動いていたのですが、ひょっとして訓練時以外は普通に営業しているのかも。

 内部の光景は、最初の水槽の中の通路は、ドルフィンファンタジーの通路で、エスカレーターはアクアミュージアムのアクアチューブですな。何故か、本物では上に向かって登っていくのに、アニメでは下りになってますが。

●内緒も話さないも同じ

冬后「上が決めたことだ。しゃーねぇだろう。ソニックダイバーが戦闘を想定しているのは、マニュアルにも書かれてることだ」
音羽「でも、もうワームなんていないのに」
冬后「だから、火器演習とは言っても」
七恵「海上の演習艦から射出されたクレーを打ち落とすだけです。皆さんなら大丈夫ですよ」

 アクロバット飛行が出来るようになった頃、火器演習の話を初めてした冬后。
 話さなかっただけって、それを内緒って言うのでは>冬后中佐。

 「もうワームなんていないのに」でも訓練するのが軍隊ですよ>音羽。
 この台詞が繰り返されるという所を見ると、どうせどこかで復活して…というのがお約束のパターンですけど。OPにも出ていますし。

●それぞれの励まし方

遼平「踏み込みが甘い!」
(中略)
遼平「そうやって落ち込んでるのも、似合ってねぇぜ」
音羽「あたし、遠くから撃つのって好きじゃ無いんだ」
(中略)
瑛花「だからって、諦める気?」
瑛花「世界の空を飛ぶんでしょ」
音羽「瑛花さん」
瑛花「つき合って」
遼平「え!? 俺と」
瑛花「シミュレーター使うのよ。使用許可なら貰って来たから」
(中略)
可憐「要らなかったかな」

 シミュレータによる射撃訓練。瑛花は完璧、可憐もそこそこの成績を残したものの、音羽はクレーを一つも撃墜出来ない程射撃が下手だとは。やはり、
 落ち込む音羽。それでも、相棒との素振りは毎日欠かさないのね。「踏み込みが甘い!」と言われ、遼平に気づいてびくっとなる音羽。Aパートの整備シーンと逆パターンですな。
 音羽が射撃が苦手なのは、元々剣術で懐に飛び込むように…と教えられていたから? でも、操縦の件もあるし、別に問題がありそうだけど。というより、遠くから撃って当たらないんなら、近くから撃てば良いんじゃね(違)?

 何時から見ていたのか現れた瑛花は、音羽のためにシミュレーターの用意をしていた。そして、可憐も実は射撃教本を持って来ていたのでした。
 遼平、瑛花、可憐の友情が良いですね。

●何とかクリア

七恵「何とか間に合いましたね」
冬后「そうでなきゃ困る。お披露目は明日なんだぜ」

 みんなの協力もあり、何とか前日までにクレー射撃をオールクリア出来るようになった音羽。……1話で一ヶ月経過しているのか。

●いよいよ本番

音羽「うーん。気合い入った」

瑛花「飛行外骨格雷神、一条、ID承認。声紋認識。ナノスキンシステム、同期開始」
可憐「飛行外骨格風神。園宮。バイオフィードバック接続!」
音羽「飛行外骨格零神。桜野。RWUR、MLDS、パッシブリカバリーシステム、オールグリーン」

 視察当日。海軍のお偉方が見守る中、いよいよデモンストレーション飛行が開始。お偉方の前で、見事にバーティカルキューピットのマニューバを決め、高官も多くは部隊の存続には好意的。だが、軍備としての成果を問題にする高官もいた。

 瑛花、可憐、音羽で起動時の台詞がそれぞれ違うのですが、尺の関係で本来は全部チェックする項目をそれぞれ分割して喋らせているのかな。

●隠されていた装備

音羽「どうしたの! 零神、撃って! お願い! 零神!」

音羽「え…MVソード? あなた、こんなもの積んでたの?」
(中略)
たくみ「零神、MVソードシステムが起動しています」
冬后「原因は」
七恵「零神、MOLP、急激に上昇。過去最高値です」
(中略)
音羽「あ…ゼロ?」

音羽「ゼロ、行くよ! はぁっ!」

 デモンストレーションに引き続いて、Aモードにチェンジしての火器演習。
 瑛花、可憐は無難にクリア。そして、着地した瑛花と可憐が見守る中、音羽の射撃の番がやって来た。
 クレーをロックし、いざ射撃…の時、火器管制システムにトラブル発生、射撃が出来なくなってしまう。
 零神に撃ってと強く願う音羽。すると、零神の中で何かが起き、機体内に装備されていたMVソードが出現する。
 そして、音羽は零神から「ゼロ」の名前を聞いたような気がする。
 MVソードを使い、クレーを一刀両断にする音羽は、火器演習をソードだけでクリアするのだった。

 元々相性が異常に良かった零神と音羽。火器管制システムがダウンして、音羽が願った時の機体の中の変化は何だろう。液体の中の気泡。何だか、内部に怪しげな生体システムでも搭載していたりしたら嫌ん。ぢつは弟さんとか。

 隠し武器、MVソード。どうも、たくみは知っていたみたいだけど、音羽は知らなかった模様。マニュアルには書いていなかったのか?

●正式に任官

冬后「お前達三人は、訓練生から正式なテストパイロットへと昇格。一条は上級曹長、園宮と桜野には曹長の階級が与えられた」
音羽「格好良いかも」
(中略)
音羽「あたしが…? ゼロの?」
遼平「ゼロ?」
音羽「そう。この子の名前」
遼平「名前なら、零神って立派なのが」
音羽「一緒に、世界の空を飛ぼうね。宜しく、ゼロ」

 視察を無事終わらせた音羽達は、訓練生から正式なテストパイロットへと昇格。
 それぞれ、階級も与えられた上、それぞれの機体の専任のパイロットに任命。
 音羽は、零神のことをゼロと呼び、一緒に世界の空を飛ぼうねと言う。
 ……と喜んでる音羽ですが、その頃、緋月の所に西ヨーロッパ基地が炎上している写真が届いていて、何だかきな臭い空気が流れて参りました。

●次回予告

音羽「基地の仕事も完璧で炊事、裁縫も得意。七恵ちゃんって凄いなぁ。ホント、尊敬しちゃうよ。でも、そんな七恵ちゃんに、隠された秘密が…って、マジ? 次回、「七恵の秘密」」

 次回予告の台詞では全く触れられていませんが、OPには出ているけれど未登場の搭乗員キター!! 壊滅した西ヨーロッパ基地から来ました、とかかな。
 そして七恵の入浴シーンキター!!


聖地訪問コーナー
八景島シーパラダイス
アニメ本編第5話からのキャプチャー画像の引用  実際の写真(平成19年8月4日取材)
八景島シーパラダイス サーフコースター地図

 第3話でも登場した、八景島シーパラダイスの海面に突き出たジェットコースターです。引用画面のコースの向こう側に、前回登場した時に見当たらなかったこのコースターの特徴である水平ループがあるのが判ります。写真の方は、前回(21日)取材した時のものです。アニメと同じような構図では実際には撮影は不可能で、またこの位置には柵も無いはずです。
どうでも良いんですが、何でこの日はコースターが動いていたんだろう。実は軍が借りている時以外は普通に営業しているのか?
アクアミュージアム全景(地図

 500種類・10万点の生き物達が生活する日本最大級の水族館(パンフより)です。見てのとおり、ほぼそのまんまです。
   
アクアミュージアム1F アクアチューブ(地図

アクアミュージアムの1Fから3Fへと水槽の中を登っていくエスカレーターです。アニメでは下に動いていますが、実際には登るための代物です。
ドルフィンファンタジー(地図

 アクアミュージアムの中のシーンかと思ったのですが、実は違いました。アクアミュージアムの近くに建っているイルカ水族館、ドルフィンファンタジーの水槽の中を貫通している通路。それも、中から外を見た風景がここでは使われているようです
アクアミュージアム3F 大海原のいとなみ水槽(地図

 色々探し回ってみたのですが、そもものずばり、という場所は見つかりませんでした。近いのが、3階にある大水槽です。
アクアミュージアム4F アクアスタジアム(地図

 瑛花達がシンクロナイズドスイミングの練習をした水槽です。そのものずばり、という場所は見つかりませんでしたが、ここが近いのかな? イルカショーをする場所です。ここの水中は、1Fからも見ることが出来ますが、冬后中佐が瑛花達を見ていたのは、上述した大水槽の方に見えます。


Weblog Commenting and Trackback by HaloScan.com