「ご主人様がいないと生きていけない」 「ご主人様がいるから生きていける」 この2つは、似ているようでまったく違うのだなといつも思う。 わたしには、このひとがいないと生きていけない、 いなくなるなら死んだほうがマシだと、そう思った経験があった。 このひとがいないと生きていけない，なんて。 そんなのアル中のひとが、「お酒がないと生きていけない」 麻薬中毒者が、「薬がないと生きていけない」 というのと同レベルの話しじゃないか？ わたしは、薬やお酒と、主従関係を一緒にしてしまった自分を恥 じた。 自立した大人同士の関係で 「誰かがいないと生きていけない」なんて言うのは 本当に恥ずかしいことだと思った。 わたしは、もう1人で生きていける。 自立した人間でいたいから。 でも、「ご主人様がいるから」もっとわたしらしく そして、もっと素敵な女性になれるような気がしてる。 「ご主人様がいないと生きていけない」 そんな、依存した人間から 「ご主人様がいるから生きていける」・・・へ すこしづつ、変わって行っているような そんな気がする。 主従関係を依存関係なんかと一緒にしたくない。 相手にすべてを委ねることや、 人生を委ねることであっても 自分の意志を無くしてはいけないような気がする。 相手に従うことすらも、すべて「自分の意志」であるのだから。 すべてを任せることは、自分の意志まで任せることでは ないんじゃないだろうか。 相手がいないと生きていけないなんて 「自分」というものがない。そこには自分の意志が見えない。 相手を大切にし、自分を大切にし・・・・・・・ わたしは、わたしの意志で生きていこうと思う。 いつだって、ご主人様がいてくださるから。 「ご主人様がいないと生きていけない」って 下を向いて、うつむいてつぶやくよりは、 「ご主人様がいるから、わたしはわたしらしく生きていきたい」 って、胸を張って言える方が素敵じゃない？ 誰かに頼りきり、すがって生きるのではなく。 誰かを愛し続けたいから生きていたいのだと、 やっとわかった気がする・・・・・・。 |