はじめまして。
都内に住む３５歳の既婚者です。
こちらの初級講座を読み返しているうちに　ふと、自分はどれにあてはまるのだろう？という疑問が湧いてきてわからなくなってしまいこのようなメールを出してしまいました。

さきほども書きましたように自分自身が次のどれに当てはまるのか悩みだしました。
S男性、サディスト、M男性、マゾヒスト、どれでもない

去年の半ば頃までは当然サディストだ！なんて思っていたのですが・・・

★SMとの出会い
小学生３，４年頃だと思うのですが父親が隠し持っていたSM雑誌のなかのグラビアに写っている緊縛・浣腸されている女性の苦しくも満足げななんともいえない表情をみたときからです。
その後、隠れてこっそりと小説を読み漁りました。
自分で本屋でSM雑誌を購入できるようになってからは、小説ばかりでもなく体験手話などが記された雑誌などを読み、自分なりにSMに関して理解しまた、自分が望んでいる世界だと共感していきました。
そもそも、SMに出会った頃気になっていた女の子をなぜか意地悪などして困らせていたものです。

★はじめてのプレイ
２０代になってから、付き合った女性の中にMっぽい女性に対して道具などを購入してはじめてプレイをしてみましたが、多分ただのS男だったのでしょう長続きはしませんでした。
どうしてもこの頃は内面的なものを優先できず、形から入っていってしまっていたようです。

★３０代になってから
恋愛を経験し、また結婚し自分なりのSM感も固まっていったなかで出した結論は恋愛関係にしろ、主従関係にしろとにかくお互いの信頼関係でなりたつのは共通しているということで、特に主従関係を結べる相手には絶対的な信頼が必要である。すなわち、相手を良く理解しまた受け止められるだけの器を自分自身が持っていなければならない と思いました。

★逆の立場になって・・・
結婚してから付き合った彼女とあるとき自分が望んだ形とは逆の経験をしました。
付き合い出してから半年以上経った頃で相手の事もよく理解できた頃で、また相手に対しても自分のすべてをさらけだせていたからなのか、何も抵抗がありませんでした。
しかし、その女性は根本的にSMに強い関心があるわけでなくセックスの延長で私がMっぽい立場になっただけでしたから、それ以上は進展せずまた自分としてもMとして相手を扱うこともなく終わりました。
ただ、その時得たものは自分がサディストという立場にたったときにマゾヒストの立場をかいまみたような気がしました。

★最近は・・
やはり、自分自身のなかにある女性を支配したいという部分がどうしても忘れられずこちらのHPにたどりついたのですが、自分がMの立場に立った時のぞくぞくするような部分もあるわけですし、本当に支配＜−＞服従の関係を持てるだけの器の人間なのかただのS男性、またはM男性なのか悩みだしたわけです。
こちらの初級講座をサディスト、マゾヒストいずれも何度も読み返したのですが自分自身両方に共感ができるので悩んでしまったわけです。
ただ、比率適にはS７：M3という感じなのですがMに対しても３割あるわけですから・・
ながながといろいろ書いてしまったのですが、自分が今思っている事の全てをどうしても文章では表現しきれないですね・・・

もしよろしければアドバイスをお願いいたします。

ＳＭ関係の雑誌や小説に触発されて形から入るというのは、多くの方が経験されるプロセスだと思います。
私自身も同じような道から入り、失敗と挫折を幾度も繰り返しながらもいまだに自分自身で満足のいく「ご主人様」になりきれずにいるわけですから、悩みながらも自然な流れに任せることも必要なのではないでしょうか。

Ｓ性、Ｍ性のどちらも持っている、またはその時によってどちらかになるという方は少なくありません。
（あいにく私はＭ性はまったくないのですが）
どちらかにならなければいけないと決まっているわけではありませんから、ご自分のその時々の気持ちに正直に従うことを心掛ければよろしいのではないでしょうか。
私の言うところの「支配」には、ある程度人間としての器の大きさが必要だと気が付かれる感性をお持ちなのですから、それがなければＳではないというよりもそうありたいと思う気持ちが必要なのだということをご理解いただけると思います。

どちらにせよ、同時にＳ性とＭ性を満足させることは不可能なわけですから、Ｓ対Ｍの比率に拘らず、ご自分がいま現在どちらに傾いているのかをお考えになればよろしいのではないでしょうか。

ＳにもＭにも当てはまらないのならこれほど悩むことはなかったでしょうから、きっとどちらかなんでしょう・・・
どのようなきっかけであれご自分の性癖に正直に対峙して、何を思い何を為すべきかが重要なことだと思います。
自称サディストがサディストになるのもひたすら経験あるのみ（笑）
（マゾになるかもしれませんが）

適切なアドバイスとはとても言えないでしょうが、思いつくままの感想をお送りいたします。