フォールスカット1題

 テーブルにおいたデック(=1組のカード)をばらばらに割って重ねたようにみせて、実は混ざっていないという、「フォールスカット」の1案です。

  フォールスカットはいろいろな方法が有り得るし、事実いろいろな方法が考案されています。ここでは、私が1976年に工夫した方法を紹介します。 動きの感じは右のとおりです(演者から見た図)。混ぜる前と後でカードの順番が変わっていないことに注目してください。

 この方法は、右手でカードをカット(ブロックで割ってから重ねること)を繰り返してから、たまたま左手に引っかかったブロックを引き出して上に回す・・・ということをしてみようという方針で工夫したものです。参考にしていただければ幸いです。


 カードは横長にテーブルにおき、図のように左右から手をそえます。

 右手でデックの下3/4を右斜め前方へ引き出し、デックの残りの上にのせます。ただし、少し右にずらしておきます。

 上に回した分の下1/3を、同様に右手で引き出し、デックの残りの上にのせます。ただし、少し左にずらしておきます。

 右手でデック全体の下半分を同様に引き出し、デックの残りの上にのせます。ただし、少し左にずらしておきます(1回めと同じ位置)。

 右手でデックの下1/4を同様に引き出し、デックの残りの上にのせます。

 左手でデックの左に突き出た部分を引き上げ、デックの残りの上にのせます。


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