La rousette 9 やっとオオコウモリ

 夕方の5時半、ホテルの敷地からちょっと離れた岩山のあたりで夕暮れを待つ。海岸の方から白い大きな鳥が飛んできてすぐ近くの電線に止まった。メンフクロウだ。ちょうどなわばりの真ん中にわれわれが立っていたのか、何回か行ったり来たりしては、電線に戻ってくる。岩山はまるで妙義山のようなぎざぎざの稜線をしている。双眼鏡で稜線のあたりを見るとどうやらオオコウモリが飛び始めたようだ。 6時15分、道路に立っているわれわれの上空を、次々オオコウモリが通過していく。大きさはトンガオオコウモリくらいで、結構高いところを飛ぶ。それとは別に近くの木々の樹冠をもっと小さくて速く飛ぶ小型オオコウモリがいる。ニューカレドニアオオコウモリのようだ。50kHzのFM音をだす小コウモリも時々飛ぶ。

ニューカレドニアオオコウモリは真っ黒 宿の近くの道路際に大きなデイゴの木がいくつか集まっていて花が咲いている。ここに大型の首回りが黄色いオオコウモリ(トンガオオコウモリかハレギオオコウモリだろう)と小型の黒いニューカレドニアオオコウモリがきている。木の枝がよく茂っていて少々見づらい。
 宿の入り口の、夕方ペリットを見つけたパパイヤを見に行くと、ニューカレドニアオオコウモリが一頭いた。静かにパパイヤの実を独り占めしていたようだ。やっとニューカレドニアで野生のオオコウモリに出会えた。
 どこかで銃の音がするのは何だろうか。

 夕食はコウモリウォッチングスタイルのまま、地中海クラブのレストランで。もっともビッフェスタイルだから、みんな結構カジュアルな格好をしている。オードブルのテーブルが二つ、スープが二種類、生スパゲティをその場で茹でてくれるコーナー、メイン料理のテーブルがいくつかとデザートのテーブルも複数。チーズだけのテーブルもある。メニューは豊富だが、ニューカレドニアらしいものはない。フルーツもシーズンオフなのかたいしたものがない。先ほどの日本語を話す従業員は、ここのコックさんでスパゲティの担当だった。目の前で生スパゲティを茹でてくれて、ソースは3種類から選べる。海外で食べたスパゲティにはろくなものがないのだが、ここのはおいしかった。

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