Lesson 1 : 色と光の関係を知りましょう・・・

色にとって一番大切なのは、光です。
光の中で最大の威力を持っているのは太陽です。
色は、光が無いと見えないものです。
ということで、色にとって一番大切なものは光(光源)なのです。

光源

自然光・・・ 太陽

人口光・・・ ロウソクや電灯など

Lesson 2 : 光が私達に色を教えてくれます・・・

例えば、「赤いりんご」を見たとき私達が 「赤い」と感じるのはどうしてでしょか?

物体である「赤いりんご」が光を得て 自らの「赤い」色の波長を反射し、 私達に訴えてくるからなのです。

物体色

表面色・・・物体の表面色は吸収されずに反射してくる光の色

透過色・・・色ガラスやステンドグラスのように色のついたものの見え方

Lesson 3 : 色の分類をしてみましょう

  
暖色系の色
・・・
赤、橙、黄など長波長系で太陽、火などをイメージさせ暖かく感じる色。
中性色系の色
・・・
緑や紫系など、寒暖感のはっきり感じられない色。
寒色系の色
・・・
青、青緑など、短波長系で水、氷、などをイメージさせ冷たさを感じる色。
  
  
     

Lesson 4 : 色にも重さがあるの・・・!?

色の重さとは、心理的な重量のことを言います。
見る人のイメージによって、実際には同じ重さの物でも、色のちがいで見え方・感じ方が変わります。

重い色・・・

 
 
 

軽い色・・・

 
 
 


※白と黒を比較してみると、白1:黒1.87で、黒が1.87倍重く感じます。

Lesson 5 : 色が引き起こす錯覚・・・!?

色の使い方で、同じ大きさのものが変わって見える場合があります。
実際には同じ大きさや空間であっても、色のちがいで見え方感じ方が変わります。

色が引き起こす錯覚
左の絵と右の絵の違いは、左側が明度・彩度が高く、暖色系の色を使っています。
反対に右側は、明度・彩度が低く、寒色系を使っています。
左の絵の方が飛び出して見えて、右の絵は、引っ込んで見えませんか?
色が引き起こす錯覚

Lesson 6 : 色が温度を作るって・・・!?

寒色と暖色では、心理的温度差が3℃あるといわれています。
インテリアも使い方次第で、人に与える影響が違ってきます。

左図の部屋の様に、寒色系の色を取り入れると物事を集中的に行うことができるようになります。
オフィスや勉強部屋に適しています。
右図の部屋の様に、暖色系の色を取り入れると活発な感じを与えることができます。
雰囲気も暖かく感じられるため、食堂や遊戯室などに適しています。

Lesson 7 : ファッションセンスと色

ファションは、色の効果を一番身近に感じることができます。

ボタンをクリックすると、服の色が変わります。








同じスタイルの服装でも、色によっては、派手に見えたり、 落ち着いて見えたり、シックになったり地味になったりします。

高彩度色は、派手に見えます。
反対に低彩度色は、地味に見えます。

ファッションセンスと色

Lesson 8 : メイクのワンポイント・アドバイス

左の二色の色に近い口紅をお持ちでしたら、試してみましょう。

この絵の様に左右に塗り分けてみて下さい。

鏡にご自分の顔を写し、良く観察してみて下さい。

口紅の色によって肌の色が変わって見えるのが、お分かり頂けると思います。

もし、良くお分かりにならない場合は、顔の半分を隠して左右それぞれを観察すると分かり易くなります。